年賀状のマナー

年賀状はいつ頃からはじまった?

年賀状の起源は、奈良〜平安時代にまでさかのぼります。
元々、新春に歌を詠んでやりとりするという上流社会の風習でしたが、江戸時代に始まった飛脚制度により、新年の祝いの書状を書き送る風習が諸大名や下級武士、庶民などにも浸透しました。
その後、明治6年に郵便はがきが発行されたことを機に、はがきを交換するという今のスタイルが急激に広まりました。
戦時中は、年賀状が廃止されましたが、昭和23年に再開し、翌年ににはお年玉くじ付き年賀はがきの発行が始まり現在に至っています。

年賀状Q&A

★年賀状は何日まで出せるの?
地方によっては、1月15日までというところもありますが、松の内の1月7日までに出しましょう。それを過ぎてしまったら、2月4日(立春)までに「寒中見舞い」として出すとよいでしょう。

d(^-^)できれば元旦〜1月3日までの間に届くように。
元旦に届くには、年や地域によって変わりますが、だいたい12月15〜25日までの投函なので、早めに出すようにしましょう。
年賀状はお早めに♪


★出していない人から年賀状が届いたら?
届いてからすぐに返礼を出します。年賀状が間に合わなければ、寒中見舞いを出しましょう。


★喪中はがき(年賀欠礼はがき)はいつまで出せばいいの?
喪中はがきは遅くても12月10日までに着くように出しましょう。
(×.×)相手が年賀状を書く前に届くようにしたいもの・・。


★喪中に、年賀状をいただいたら?
1月7日(地方によっては15日)を過ぎてから「寒中見舞い」を出しましょう。年賀状のお礼を述べ、喪中であったことを伝えます。


★年賀はがきを出した後で喪中のはがきを受け取ってしまったら?
松の内(1月7日)が過ぎてから「お悔やみ状」を出します。お悔やみ状には、「○○様のご逝去も存じませず年始のご挨拶を差し上げ誠に失礼致しました。心からご冥福をお祈り申し上げます」などと訃報を知らなかった旨を添えると良いでしょう。

うっかり投函(×.×) あて名変更・取戻し請求
d(^-^)もし間違って出してしまっても慌てないで!
郵便物を差し出したあとで、あて名の間違いや、内容の入れ違いに気付いたら、あて名変更や取戻し請求ができます。
(手数料が必要になる場合もあります)


★官製はがきを年賀状として使うには?
切手を貼る場所の下に、赤い色で「年賀」という文字を書いておきます。この朱書きを忘れると年内に届けられてしまうのでお忘れなく!!


★連名で一家宛に出すとき、「様」はどこに付ける?
連名で出すときも一人ずつ「様」をつけます。ただし、人数が多い場合は、「○○○○様皆様」としてもよいでしょう。


★住所を書き忘れてしまったかも・・
住所の書き忘れ、名前の間違い等、年賀状を出した後に不安になった場合は、同じ年賀状をもう一度出しましょう。その場合は、重複して届けられた場合を考え、理由を一言書いておきます。


★年賀メールは失礼?
最近は年賀状を送らず、メールで挨拶する方も多くなってきました。いつもメール交換をしている友人にはよいかもしれませんが、目上の方や会社の上司には年賀メールはおすすめできません。
年賀状は、改まった新年のあいさつなのでメールよりも形が残る年賀状のほうがよいのではないでしょうか。
相手によって使い分けてください。

d(^-^)メールも良いけれど、やはり心のこもったオリジナルな年賀状が届いたほうがうれしいかも。

賀詞

★賀詞ってなぁに?
「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」などの言葉を賀詞といいます。
本来は、年賀に限らずお祝いの言葉のことを指しますが、年賀状に用いる新年を祝う語句を特に「賀詞」と呼んでいます。
〜賀詞は相手や関係によって使い分けましょう〜

★いろいろな賀詞★

●謹賀(謹んで喜びを申し上げること)
●賀正(新年を祝うこと)
●迎春(新春を迎えること)
●寿春(新年を祝うこと)
●慶春(新年を喜ぶこと)
●初春(新年、年の初め)
●頌春(新年を祝って徳をたたえること)
 
●謹賀新年(謹んで新年をお祝いすること)
●恭賀新年(うやうやしく新年をお祝いすること)
●謹賀新春(謹んで新春をお祝いすること)
●恭賀新春(うやうやしく新春をお祝いすること)
 
●あけましておめでとうございます
●新年おめでとうございます
●謹んで新年のお祝いを申し上げます
●新春のお喜びを申し上げます

<<意外に多い!こんな間違いに注意!>>
「賀正」「迎春」「賀春」などニ文字の賀詞は簡略化した表現なので目上の人や会社の上司宛には使わないものとされています。会社の上司などには、「謹賀新年」「恭賀新年」「謹んで新春のお喜びを申し上げます」などがふさわしいでしょう。
相手を選ばずに使えるのは、「謹賀新年」「恭賀新年」「あけましておめでとうございます」「A Happy New Year!」などです。

意外に多い間違い。「新年あけましておめでとうございます」
「新年」と「あけまして」は重複しますので、この書き方は間違いです。

こんなところも注意

★忌み言葉は使わない
「去る」「失う」「滅びる」「絶望」「絶える」「暗い」「別れ」などは縁起の悪い言葉とされますので、年賀状には使わないようにします。
意外に多いのが「去年は公私ともにお世話になりありがとうございました」という挨拶。「去」は忌み言葉なので、「去年」というのは避け、「昨年」「旧年」とします。

★年号を重複させない
例えば、「一月元旦」「正月元旦」など。元旦は1月1日の朝という意味なので重複表現です。  

★相手が不快に思うようなことは書かない
当たり前のことですが、自分の近況報告も弔事、法事、離婚、倒産、廃業など、暗い話題は避け、明るい話題を選びます。
また、「今年こそ赤ちゃんの誕生を・・」「結婚はまだですか」など、相手によっては負担になるような言葉は避けましょう。

★家族の写真付年賀はがきは友人、親戚、親しい間柄の方へ
子供や家族などの写真入の年賀状は、上司や取引先などのあらたまった相手には出さない方が無難です。ただし、家族ぐるみでお付き合いしている場合や結婚や出産のお祝いをいただいた等という場合は写真付のほうが良い場合もあります。日頃のお付き合いによります。
年賀状は仕事用とプライベート用を分けて準備するとよいですね。

★手書きの文章を一言
最近のパソコンやプリンターの普及からプリント印字の宛名が多くなってきました。
ただし年賀状もプリント印字だけの味気ないものより、一行の手書き文章があるだけで気持ちは違いますよね。一言でもいいので手書きの一文を添えましょう。

★うっかり!こんなミスに注意!
(×.×)うっかりミス1「上下逆さま印刷」
最近はパソコンでの印刷が普及して、すべてプリンターにお任せ、なんて方も多いですよね。全て印刷してから「あら!上下逆さま」ということがないように確認しましょう。

(×.×)うっかりミス2「登録間違い」
宛名や住所をパソコンソフトに登録して、毎年使っているという方が多いですよね。名前や住所の間違いはありませんか?間違ったまま登録していると、毎年毎年・・間違えたまま相手に送り続けるということになります。一度確認してみてくださいね。

海外の年賀状

外国に年賀状はあるのでしょうか?

★アメリカ
日本では新年に年賀状を送る風習がありますが、欧米にはありません。一般にクリスマスと新年のあいさつを一緒にしているので、クリスマスカードを送ります。

★中 国
中国にも日本と同様にお年玉付き年賀はがきが発行されていますが、年賀はがきよりもカードのやりとりが一般的です。中国は新暦のお正月よりも旧暦のお正月「春節」を盛大にお祝いするので、年賀状の交換は春節に合わせて行う方が多いようです。お年玉くじの抽せんも春節明けに行われます。  

★韓 国
日本と同様に年賀はがきも売られていますが、日本のようなお年玉くじ付きではありません。中国と同じで、はがきよりもカードのやりとりが一般的です。ほとんどの人がお正月のカードとクリスマスカードを一緒にして、一つのカードでニつのお祝いを送っているようです。
日本のように干支はありませんが、絵柄は縁起の良い鶴が圧倒的に多いそうです。

★イスラム圏
年賀状という風習はありません。
イスラム暦の第9月は断食月、ラマダンです。イスラム教徒にとって巡礼に並ぶ最大のイベントであり、ラマダン期間中の約1ヶ月間は、日中は飲食などいっさいを口にすることを禁じられ、節制した生活を送ります。
新年のお祝いとは違いますが、ラマダン明けに盛大な祭りが行われ、「ラマダン明けおめでとう!」という意味の賀詞がかわされます。

年賀状の準備がまだの方は急いでくださいね。
年賀状のマナーの基本をおさえて、マナー美人に!!
さらにあなたらしさあふれる「はがき絵」「年賀状」で、ぐっと周りに差をつけちゃいましょう。

★おしまい★