冬至かぼちゃ

冬至かぼちゃ


 
サンサン真夏の太陽をいっぱい浴びた、ホクホク美味しいかぼちゃが、今、食卓をにぎわしています。
 
かぼちゃといえば、ハロウィーンやシンデレラの馬車など、ユニークな形とホクホクあま〜い美味しさで、親しまれています。
 
また、ビタミン、ミネラル、繊維質など、栄養価も高く、子供からお年寄りまで安心して食べることのできる人気のヘルシー野菜なんですね。
 
今年の12月22日は冬至です。
冬至の日にかぼちゃを食べると、風邪をひかないとか、長生きするとか、お金に困らないとか(^^;、いろいろ言われていますが、なぜなのでしょう。
 
夏の太陽をたくさん浴びて、いっ〜ぱい元気を詰めこんだ野菜、か・ぼ・ちゃ のあれこれです。
 
▼ I N D E X ▼
 
> 冬至の日にかぼちゃを食べる理由
 
> 冬至に食べる食べ物
 
> かぼちゃの栄養
 
> かぼちゃの種類
 
> かぼちゃの上手なゆで方
 
> 美味しいかぼちゃの選び方
 
> かぼちゃの保存方法
 
> かぼちゃの“かすり剥き”
 
> かぼちゃが登場する行事といえばハロウィーン
 
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(?_?) なぜ「かぼちゃ」と言うの?
 
かぼちゃには、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ(栗かぼちゃ)、ペポかぼちゃがありますが、1541年(戦国時代)の頃、豊後の国(現在の大分県)に漂着したポルトガル船が、日本に初めてかぼちゃをもたらしました。
 
ポルトガル人がカンボジアから持ち込んだといわれ、「カンボジア」がなまって、「かぼちゃ」と呼ぶようになったといわれています。
これが日本かぼちゃです。
 
西洋かぼちゃは、江戸末期にアメリカからやって来て、明治初期に北海道で栽培が開始されたのが始まりです。この西洋かぼちゃが、現在主流のかぼちゃです。
 
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冬至の日にかぼちゃを食べる理由


 
 冬至の日にかぼちゃを食べる風習は全国各地にあり、冬至の日にかぼちゃを食べると......
 
「風邪をひかない」
「長生きをする」
「一年中お金に困らない」
「厄除けになる」
と言われています。
 
「冬至の日にかぼちゃを食べると風邪をひかない」はなぜ?(?_?)
 
特に冬至の頃のかぼちゃに、風邪などを防ぐ成分が含まれているわけではありません。
 
その理由もいろいろあるのですが.....
 
現在は野菜が季節に関係なく供給されていますが、西洋野菜が日本に入るまでこの時期に取れる野菜は少なく、保存できる野菜も少なかったのです。
ですから、冬に入るころには野菜不足になりがちでした。
 
本来、かぼちゃは夏が旬の野菜ですが、保存に強く、切ったり、傷をつけたりしなければ長期保存できます。
 
そのため栽培が簡単で、長く保存することができ、栄養の豊富なかぼちゃを食べて野菜不足を補ったと言われています。
冬を健康にすごすための生活の知恵だったんですね。
 

◆その他の説....
 
中国の小豆粥を炊いて疫鬼を払うという風習が日本に伝わり、日本流に解釈されて広まったという説。
 
その年にとれた珍しい野菜を神様に供えて祝ったところから、冬至にかぼちゃを食べるようになったという説。
 
などいろいろあります。
 
(^.^)b 「冬至かぼちゃに年取らせるな」という諺もあります。
 
これは、かぼちゃは保存がきくといっても、夏に収穫したものは、年内の冬至くらいまでに食べないと味も栄養も落ちる、といった意味のようです。

冬至に食べる食べ物


 
冬至に食べると良いといわれる食べ物は他にもあります。
 
冬至にかぼちゃを食べるというのは、よく聞きますが、他にも「ん」のつく食品を食べると、風邪をひかないとか、長生きをする、幸運が得られるといった言い伝えがあります。
 
「ん」のつく食べ物は結構ありますよね。
 
なんきん(かぼちゃ)、だいこん、みかん、こんにゃく、こんぶ、にんじん、うどん、かんてん、れんこん、きんかん等。
 
地域によっては、「ん」が2つつくと更に良く、運がつくということで、なんきん(かぼちゃ)、にんじん、きんかん、ぎんなん、かんてん、れんこん等を食べるところもあります。
 
冬至の特有の食べ物というと、他には、豆腐やこんにゃく、小豆粥もあります。

かぼちゃの栄養


 
◆栄養たっぷり!元気になる野菜
 
かぼちゃは緑黄色野菜に分類され、主成分はでんぷんですが、豊富なビタミン、中でもビタミンE、カロチンがたくさん含まれることで有名です。 他にもミネラル、繊維質など栄養がたっぷり!元気が詰まった野菜なんです。
 

◆注目成分はカロチン
 
かぼちゃのあの黄色はカロチン。色が濃いほどたくさん含まれているのです。
 
カロチンは体内でビタミンAの働きをし、皮膚や体のあらゆる部分の粘膜を強化してくれます。がんの予防になるという報告もあります。
 
カロチンを含む代表的な野菜といえば、にんじんですが、にんじんは、かなり頑張らないとたくさん食べることができませんが、かぼちゃなら煮たり、揚げたり、お菓子にしたりといろいろな料理にしてたくさん食べることができます。にんじんより効率よくカロチンをとることができますよね。
 
かぼちゃの場合、皮の部分に実の約3倍、ワタの部分に実の約2倍のカロチンが含まれています。
 

◆かぼちゃは美容食
 
なんと言ってもビタミンが豊富。活力を高めるビタミンB1、B2、血管を柔軟にして抵抗力を養うビタミンC、そして「老化防止のビタミン」「若返りのビタミン」と呼ばれ、シミやシワをできにくくする働きをもつビタミンEがたっぷり!
 
そして、忘れてはならないのが、腸の働きを整え便秘を防ぐ繊維質。
繊維質を含む野菜は他にもたくさんありますが、かぼちゃは一度にたくさんの量を食べることができるので効率よく繊維質を摂取することができます。
 
肌の乾燥、日焼け、ニキビ、吹き出物など肌の状態を改善、便秘も解消するには、かぼちゃはかなり有効。
 
美人になる栄養素がいっぱいのかぼちゃ! をもっと食べたいですね。
 
(^.^)b 栄養がいっぱいならカロリーも高い?
いえいえ、大丈夫。カロリーは、ご飯の約1/2ですからあまり気にしなくて結構です。
 

◆カリカリ〜っ!かぼちゃの種
 
普段は捨ててしまうかぼちゃの種。実は、この種にも栄養があったんです。かぼちゃの種には脂肪、たんぱく質、ミネラルが豊富に含まれているので、低血圧や貧血の人におすすめです。
 
皮を剥いて、フライパンで焦げ目がつく程度に炒って、塩や砂糖をふると、美味!おやつやおつまみにぴったりです。

かぼちゃの種類


 
日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ(栗かぼちゃ)、ペポかぼちゃの3種類があります。
 
 
◆日本かぼちゃ  「甘味が少なく煮物むき。でも今はごく僅か」
 
戦国時代の頃、カンボジアからポルトガル船に乗ってやって来た日本かぼちゃ。我が国最初の栽培種です。
 
形が平たく縦に溝が入っておりデコボコしています。
ねっとりとしていて甘味が少なく、水っぽいのが特徴。肉質がきめ細かく、煮くずれしないので、煮物にむきます。
 
外見は美しいのですが、栽培に手間がかかる事と、日本人の嗜好の変化に伴い、甘味のある西洋かぼちゃが好まれるという事で、栽培が減少し、今ではほとんど店先で見かけなくなりました。
 
品種は、菊座、黒皮、ちりめん、鹿ヶ谷、日向など。
 
 
◆西洋かぼちゃ   「甘味が強くホクホク。現在の主流」
 
西洋かぼちゃは、日本かぼちゃと違って表面に溝がなくなめらか。
甘味が強く、ホクホクしているので、栗かぼちゃとも呼ばれています。その甘味を利用して、プリンやパイなどのお菓子にも使われています。店先で売っているかぼちゃのほとんどが西洋かぼちゃで、えびす、黒皮の品種が人気です。
 
えびす、黒皮、雪化粧、赤皮栗、青皮栗、栗味、みやこなど。
 
 
◆ペポかぼちゃ  「形も色もいろいろ。ズッキーニも仲間」
 
明治以降に渡来したペポかぼちゃ。かぼちゃと言いますが、一般的なかぼちゃとは味も形も全く違います。白色、黄色、オレンジ色、緑色、筋の入ったものなど様々で、形もいろいろあります。
色や形の面白さを生かした鑑賞用が主ですが、西欧料理で使われるズッキーニもこの仲間なのです。
近年西洋野菜として人気があり、甘味は薄くて水っぽいのが特徴です。
 
 
(^.^)b 西洋かぼちゃが主流になった理由
 
現在、日本で栽培されてるほとんどは西洋かぼちゃです。本来、日本の高温多湿の気候に適していたのは、日本かぼちゃだったのですが、栽培技術が確立されると、甘味が強くホクホクとした西洋かぼちゃの方が好まれるようになりました。
 
また、農家にとっても日本かぼちゃよりも西洋かぼちゃの方が栽培しやすいという事情もあり、一気に広まりました。現在、スーパーなどで売られているかぼちゃの殆んどは、西洋かぼちゃです。
 
育てやすく、甘く美味しい西洋かぼちゃですが、加熱時間が長いとすぐに煮くずれしてしまいます。日本かぼちゃは、甘味は少ないのですが、煮込んでも煮くずれしないという特徴があります。

かぼちゃの上手なゆで方


 
◆煮くずれしないようにホクホクに仕上げるのは....
 
かぼちゃは煮くずれしやすいので、切った時に面取りをしておきます。そして、煮るときは、落しぶたをして、やわらかくなったらお湯を捨て、もう一度火にかけ水分を蒸発させます。
 
また、芋やかぼちゃなど煮くずれしやすい野菜は、いったん油で揚げてから煮ると表面が固くなっていて、水分も抜けるので煮くずれしにくくなります。
 
 
◆煮汁に栄養あり
 
煮物にすると煮汁が残ります。つい残してしまいますが、この煮汁にかぼちゃに含まれるビタミンなどが溶け出していて栄養があるのです。食べる時は、煮汁もいっしょにいただくか、デンプンでとじて一緒に食べることができるように工夫するといいですね。
煮るとどうしても煮汁に栄養が出てしまうので、蒸し料理にするとよいと思います。
 
◆油との相性が良い
 
かぼちゃに含まれるカロチンやビタミンEは、油と組み合わせるとぐ〜んと吸収率が高まります。ですから、煮物にするときは、一度揚げたかぼちゃを煮るといいのです。これは煮くずれ防止にもなります。
 
◆失敗!ぐちゃぐちゃに煮くずれしてしまったら....
 
べちゃべちゃに煮くずれしてしまったかぼちゃの皮をすりこぎ、フォークなどで粗くつぶしながら、適量を取って、ラップにのせ、茶巾しぼりにするとお洒落なおかずに変身!お弁当のおかずにもおすすめです。さつま芋やじゃが芋でもOK。

美味しいかぼちゃの選び方


 
<良いかぼちゃ>
 
◆丸ごと1個の場合
 
・硬くてズッシリ重いもの
・皮の緑色が濃いもの
・ヘタのまわりがくぼんでいて、ひびが入っているもの(完熟している証拠)
 
◆カットかぼちゃの場合
 
・カットされた面の色が濃いもの
・種が大きく育ち、太っているもの、いっぱい詰まっているもの
・ワタがぴっしり詰まっているもの

かぼちゃの保存方法


 
丸ごとであれば、風通しの良い涼しいところで長期保存できます。最適な温度は10度くらいで、あまり低い温度で保存すると、いたみやすくなります。
 
カットしたかぼちゃの場合は、常温だと、すぐにいたんでしまいます。種とワタを取り除いてからラップをし、冷蔵庫の野菜室で保存します。長く冷蔵庫へ入れておくと、低温のためにいたんでくるので、3日くらいで使い切るようにしましょう。
 
(^.^)b 長く保存したい場合は冷凍がおすすめ。
 
軽く茹でた後冷凍します。茹ですぎると解凍したときにベチャベチャになるので注意。小分けして冷凍しておくと、次に使うときに凍ったまま調理できるので便利です。
また、つぶしておけば、サラダやコロッケのあんにも使えます。
 
スープやケーキに使いたいときは....
 
かぼちゃの皮を取り除いて、ざく切りにして蒸し、ミキサーまたは、裏ごしにかけておき冷凍しておくとスープやケーキ用にすぐ使うことができます。

かぼちゃの“かすり剥き”


 
かすり剥きって?
 
部分的に皮を剥くことで、かぼちゃなどに使う切り方です。皮を全部剥いてしまうとドロドロに煮くずれしてしまうので、かすり剥きにします。皮のところどころをむき取るので、味がしみやすくなります。
 
皮を剥くのは、表皮下にたまっている不安物質をお湯の中に出すためですが、国内産のかぼちゃは農薬の心配はさほどないので、全部皮を剥かずに、かすり剥きで十分です。
 
 
■電子レンジでラクラク
 
丸ごと1個のかぼちゃは硬くて切るのが大変ですよね。
そんな時は電子レンジにお任せ。調理の前に、丸ごとレンジにかける事で、切りやすくなり、硬〜い皮もラクに剥けます。丸ごとなら、4〜5分くらい加熱すると切りやすくなります。
 
 
かぼちゃは煮物、天ぷらだけではなく、和洋中どんな料理にも合い、またお菓子やスープにと変化に富んだ活用ができます。
 
 
●<超簡単!>パンプキンチップス  
 
・かぼちゃは種を取り、薄切りにして水分をしっかりふき取っておきます。
 
・油を高温に熱し、カリッとなるまで揚げる。
 
・好みでパラパラッと塩や砂糖をふりかけて、いただきま〜す♪
 
 これだけ。(^^; とっても簡単です。
 
 
●パンプキンジャム
 
・かぼちゃ(1/2個)は、種と皮を取り除き、大きめにざく切りにして蒸し、
 熱いうちに裏ごしにかけます。(茹でても可。茹であがったら、茹で汁は捨てる)
 
・鍋にかぼちゃ、砂糖(300グラム)を入れて、弱火でじっくり練り、
 バター(60グラム)を加えてさらに煮込みます。
 最後にやや多めのレモン汁を加えてできあがり。
 
・シナモンやラム酒、ブランデーを入れると風味が増します。

かぼちゃが登場する行事といえばハロウィーン


 
かぼちゃで思い出すのは外国の行事ハロウィーン。日本でもすっかりおなじみとなっています。もともとは2000年以上昔のケルト人の宗教的行事が、キリスト教に取り入れられたもので、万聖節(11月1日)の前夜祭にあたる行事のことで、10月31日に行われます。
 
この日は死者が甦る日とされていて、そういった点では、日本のお盆と少し似ていますが、日本のお盆はご先祖様をお迎えする日とされているのに比べ、外国のハロウィーンは悪霊が甦るといわれています。
 
そのため、その悪霊たちを追い返すために、31日の夜、子供たちがかぼちゃをくりぬいた中に蝋燭を立てた「ジャック・オウ・ランタン(お化けかぼちゃ)」を作り、魔女やお化けに仮装して、霊たちを追い返すのです。
 
 
“ ジャック・オウ・ランタン(お化けかぼちゃの話)”
 
なぜハロウィーンにかぼちゃのお化け?
その由来となったお話です。
 
ジャック・オウ・ランタン(顔の形をしたお化けかぼちゃ)がハロウィーンで飾られるのは、ジャックという名のイギリス人の伝説に基づいているようです。
 
昔、いたずら好きのジャックという青年がいました。ある日、彼は悪魔を木に登らせて、木から降りてこられないようにしてしまいました。そして二度と自分を探さないよう約束をさせました。
 
月日が経ち、ジャックが死ぬと、彼は天国へ行きました。しかし、日頃の行いの悪さのため天国から追い出され、かといって子供のころ悪魔をだましていたために地獄にもいけなくなりました。
 
結局、暗いあの世とこの世の間をさまようはめになったのです。
そのときの灯りをともしたちょうちんがこの名前の由来だそうです。
 
昔は、カブや他の植物でちょうちんを作っていたのですが、アメリカに渡ってカブよりもちょうちん作りに適したかぼちゃと出会って今に至っているそうです。
 
ジャック・オウ・ランタンも悪霊を追い払うためのもので、かぼちゃに恐〜い顔を刻み、その中に蝋燭を入れて家の前に置いておくと、悪霊を追い払ってくれると信じられていました。
 
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栄養があって、美味しくて、キレイにもなれる野菜なら、冬至の日に限らず、いつも食べたいですね。
 
夏の太陽をたくさん浴びて、いっ〜ぱい元気が詰まった野菜、かぼちゃを食べて元気いっぱい!
 
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おしまい