玉ねぎの豆知識

《どうして玉ねぎを切ると涙が出るの?》
それは硫化アリルという成分が含まれているからです。硫化アリルはたまねぎの辛味の成分で、これが玉ねぎを切った時、気化して目の粘膜を刺激するので涙が出るのです。
しかし、この硫化アリルは、食欲を増進させたり、新陳代謝を良くしたり、疲労や不眠症にも効果的です。またビタミンB1の吸収をよくし、血栓の予防をしたりとなかなか優秀な成分なのです。涙が出るだけじゃないのですね。
《涙を出なくする方法》
涙の原因は、玉ねぎに含まれる硫化アリルなどの揮発成分が空気中に放出されるためなので、揮発成分を発散させなければよいのです。
これにはいくつかの方法があるようです。
・よく切れる包丁で素早く切る。繊維にそって厚めに切る。
(細胞が破壊されないので揮発成分が発散されません)
・玉ねぎを切る前に冷蔵庫で冷やす。
(冷やすと揮発成分の発散が抑えられます)
・包丁や玉ねぎの切り口を水でぬらす。または、水につけながら切る。
(水分が揮発成分の発散を防いでくれます)
・電子レンジで軽く(20秒ほど)熱を加える。
(揮発成分が変質して発散されません)
それでもだめなら、ゴーグルや水中めがねを使用して切る!(^^;
《食べている部分は茎?根?葉?》
私たちが食べているのは根、茎、葉のどこでしょうか。玉ねぎは地中にできるから根の部分を食べていると思っている人が多いのですが、実は葉の部分なのです。
玉ねぎは、葉の下の部分が成長と共に厚みを増し、重なり合って球形に太ったものです。この部分を1枚ずつはがすと魚のうろこ(鱗)のようになるので、鱗葉(りんよう)と呼びます。
太陽にはぐくまれ、壷のようにふくらんだ玉ねぎ。実は葉っぱが変形したものだったんですね。
《玉ねぎを炒めるとどうして甘くなるの?》
玉ねぎは、生で食べると辛いですが、加熱すると甘味が強くなります。これは玉ねぎを炒めると、たまねぎに含まれている糖分が濃縮されることと、辛味成分である硫化アリルが熱を加えることで甘み成分に変化するためです。
なんと炒めることによって、砂糖の50倍もの甘さになるそうです。カレーなどで玉ねぎの甘みが欲しいときは、煮る前に炒めておくとより甘くなります。
また炒めた玉ねぎにはグルタミン酸という旨味成分が含まれているので、料理のコクを出すのに最適。カレーや各種料理に炒めたたまねぎを使うのはこんな理由があったのです。
(^.^)b こんなことから、たまねぎは、「西洋の鰹節」と言われています。
《生で食べる時は水にさらすと辛くない?》
サラダにしてドレッシングをかけてシャキシャキ食べたり、生のままスライスして削り節としょうゆの組み合わで酒の肴メニューにしたりと生食でも玉ねぎはとっても美味しい♪
でも辛いのがちょっと苦手。
サラダに使うときは、切ってから水にさらすと辛味を抑えることができると言われています。確かに辛味はなくなりますが、せっかくの栄養成分である硫化アリルが水に溶け出してしまいます。
玉ねぎの栄養分をしっかり摂りたいときは、水にはさらさず、スライスした後に15〜20分ほど、放置することでかなり辛味がやわらぎます。他には水は使わず酢を使うことでも辛味が抑えられます。
《犬や猫には有害》
人間には無害ですが、犬や猫などのほとんどの動物が食べた場合、成分に含まれる硫黄化合物が中毒を引き起こし、血液中の赤血球が破壊され死亡することがあります。
ペットにはタマネギを含む食品を摂取させないようにしましょう。
《実は芽も食べることができます》
たまねぎを放っておくと芽が出てきますが、実はこの芽も食べることができるんです。玉ねぎの芽の部分は、毒性はありません。
芽が出てしまっても、玉ねぎの部分、芽の部分ともに食べることができるなんて、目からウロコ〜(◎o◎)ですね。
芽が出てもがっかりしないで長ネギの代わりに味噌汁に入れたりおそばの薬味に使いましょう。
ただ、そのまま置いておくと、芽が玉ねぎの養分をどんどん吸い取って成長してしまいます。
《焦がさないで炒め玉ねぎを作る方法》
ハンバーグのたねやカレーライスに使う炒め玉ねぎは、炒めることによって甘みが増し、美味しくなります。
でも加減がうまくできず、焦げることもしばしば。焦がすのが心配なときは、みじん切りにした玉ねぎを耐熱の器に入れ、サラダ油やバターをさっとふり、ラップをかけて加熱すれば、簡単にあめ色玉ねぎを作ることができます。
レンジを使わない場合は、焦げそうになったら、少量の水を加えてみましょう。
水を加えると白い玉ねぎに戻るので、水分を飛ばしながら再度炒めれば元の状態に復活します。他には、最初から水を加えて炒めるという方法もあります。

