もやし

もやし


 
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ひ弱な子供を「もやしっ子」と呼ぶように、いかにも弱々しいイメージを持つ「もやし」。
 
安い・・
弱々しい・・
美味しくなさそう・・
栄養もなさそう・・
こんなイメージがありますよね。
でも、もやしって見かけによらず栄養に優れた食品なのです。
今回は意外な健康優良児「もやし」のお話。

調理のコツ!

もやしを美味しく食べるっ!
歯ごたえよくシャキシャキ感をだすには?



■ 炒める場合
強火で短時間で炒める

もやしに含まれる水分を出さないよう手早く炒めるのがコツ。
チンチンに熱〜くした中華鍋やフライパンで短時間で炒めること。材料は少なめにがポイント。


■ ゆでる場合
ゆで過ぎに注意

塩を少々(多く入れるとしおれるので注!)入れた熱湯でさっとゆでます。長くても1分以内が目安で、ゆで過ぎは厳禁。また冷やすときも水に浸けてしまうと、水分が浸透してシャキシャキ感が損なわれてしまうので水で冷やさないように。
酢を少々加えるともやしが白く色良くゆで上がります。

※炒める場合もゆでる場合も火を通しすぎないことっ。
他の材料と調理するときは、最後に加えるのがポイント!

もやしプロフィール

■ もやしとは?〜ところでもやしとは何者?
もやしは植物名ではなく、マメ科の種子を水に浸し、発芽させ伸長させたものを指します。
日本、中国、朝鮮半島や東南アジアで古くから食べられています。
芽が「萌え出る」(新芽などぐんぐん伸びていくという意味)ことからその名が付いたのです。

もやしのイイところっ!
◎安くてヘルシー◎
◎旬はなく、一年中出回っている。◎
◎安心、安全な野菜◎

自然の水と豆の養分で育つ水耕栽培の野菜なので、無添加、無農薬の安全な清浄野菜であるという点。
季節を問わずに作ることができ、安価!栄養的にも優れているという点は、他の野菜に見られない長所です。


■ もやしの歴史
日本では、平安時代に書かれた最も古い薬草の本「本草和名」に「毛也之(モヤシ)」と紹介されています。
当時は食用としてではなく、薬草として使われていたそうです。

飲みすぎたときにおすすめっ!
中国ではもやしはスタミナ食として、また疲労回復や滋養強壮の食べ物として珍重されていました。特に肝臓の機能を高めるといわれているので、飲み過ぎた時におすすめです。長寿で有名な沖縄では「長寿の秘薬」として常食されているのですよ。

◎疲労回復/肝機能向上/便秘予防/滋養強壮◎


■ もやしの栄養
(◎o◎)発芽することによってビタミンCがアップ!
ヒョロッとしていていかにも弱々しい感じがするもやしですが、見かけによらず優れた食品です。
もやしの成分は90パーセントが水分ですが、豆からもやしになる過程で消化の良い栄養素がたくさん合成されます。
豆の状態ではほとんど含まれていなかったビタミンCが、発芽することによって一気に増加。
その他ビタミンB1、B2、カルシウム、鉄、アスパラギン酸、食物繊維などの栄養素も備えています。

・ビタミンC
血管の強化や肌の美しさを保つために必要なビタミン。風邪予防にも最適。

・ビタミンB1
ストレス社会の現代にはなくてはならないビタミン。身体だけではなく脳や神経のエネルギー源でもある糖質を分解する酵素を助け、エネルギーにかえてくれます。

・ビタミンB2
肥満や動脈硬化の予防に効果のあるビタミン。

・カルシウム
骨や歯を作っている栄養素。長い間のカルシウム不足などによって骨の破壊が形成を上回ると、少しずつ骨のカルシウムが減り、骨そしょう症になるおそれがあります。

・鉄
酸素や栄養素を体中に運ぶ赤血球の材料を作ります。貧血予防に大切な栄養素。

・食物繊維
腸内の大掃除をしてくれます。便秘予防に欠かせません。

・アスパラギン酸
エネルギー代謝を助け、疲労に対する抵抗力を高める効果があります。

もやしは、植物性たんぱく質食品で低カロリー、脂肪の代謝を促すビタミンB2も含まれているので欧米ではダイエット食品として注目されています。

もやしの種類

原料の豆は、頭に大豆のついた大きい「大豆もやし」や甘〜い「緑豆もやし」のほか、最近は「ブラックマッペもやし」が市場に出回っています。他に細〜い「アルファルファ」も、もやしの仲間です。


◇大豆もやし --- 炒め物に最適
大豆を水に浸して暗所で発芽させたもので、ナヨッとした他のもやしに比べシャキシャキとした独特の歯ごたえがあります。
発芽してもやしになることで、必須アミノ酸の含有量が大豆より遥かに多くなります。
臭みも強いので加熱料理に向いてます。
韓国料理のナムルやビビンバの具には欠かせません。


◇緑豆もやし --- ビタミンCが最も多い
グリーンマッペとも呼ばれる大豆に似た緑豆を発芽させて作るもやしで、軸が太めで水分や甘味が多いのが特徴です。
他のもやしに比べビタミンCが最も多く含まれています。
火が通りやすく、炒めもの、和え物、サラダ、ラーメン、何にでも合います。


◇ブラックマッペもやし --- 最近主流のもやし
黒緑色の「けつるあずき」(ブラックマッペ)を発芽させて作るもやしで、緑豆もやしよりも細く、もやし独特の青臭さが少ないのが特徴です。
安価なので最近は、このブラックマッペもやしが市場で主流となってきています。
ラーメンの具、味噌汁、鍋物、鉄板焼きなど。


◇アルファルファ --- 美容効果ありのもやし
「紫うまごやし」と言う、牧草の種子を発芽させたもやしで、糸のように細いので別名「糸もやし」とも呼ばれています。
アルファルファは、アメリカでダイエット食品として人気を博したもので、やや臭みがありますが、シャリッとした歯触りとうま味があるので、サラダにしてドレッシングをかけて生食します。生だとビタミンCを損なわずに摂取できるという長所があります。

もやしあれこれ

◆ 保存の仕方

日持ちしないのが難点
もやしは賞味期限がとても短いので、買ったその日に食べてしまいましょう。

選ぶときは茎が白く、太くてしっかりしたものを。
袋入りのもやしは、そのまま冷蔵庫に入れないで、プチッと小さな穴を開けてから保存すると若干日持ちするようです。
ただし、持つといってもせいぜい2日。日が経つにつれ、栄養分もどんどん失われていきますので買った日に食べるのが原則です。安いからとたくさん買わず、必要な分だけ買いましょう。

※もやしは、空気にふれると変色しますが水に浸けると変色しません。しかし、もやしには多くのビタミンが含まれているので、水に長く浸けておくと、せっかくのビタミンCが溶け出てしまいます。
なるべく水に浸けて保存せず、ポリ袋に詰めて、冷蔵庫に入れ、その日のうちの食べてしまいましょう。


◆ もやしのひげ根は取るの〜?
もやしのひげには食物繊維がたくさん含まれています。
また取ることによって、ビタミンCなどが損なわれてしまうので栄養的には取らないほうが良いかもしれません。ただし、口ざわりが悪くなるので嫌!料理を美しく仕上げたいときは面倒でも取ったほうが美味しく食べることができます。


◆ 調理するとき洗った方がよい?
もやしは無農薬で安全、しかも出荷時に洗浄されているので洗わなくても大丈夫です。
気になるときは洗っても構いませんが、水に浸すとビタミンCが流れてしまうので注意してください。
洗うときはさっと水に流してよく水を切ります。


◆ もやしとスプラウト
最近料理関係のテレビや雑誌で「スプラウト」という言葉を聞きますが何でしょう?

スプラウトとは新芽や発芽するといった意味を持ち、芽野菜の総称として使われています。
種子を発芽させ茎を長くした状態のものを言い、種類はたくさんあります。
例えば、もやし、カイワレ大根、豆苗といったものです。家庭でも年中手軽に栽培でき、価格も安価でビタミンやミネラルも豊富なので最近注目されています。

ブロッコリー、クレソンなどのスプラウトもあるんですよ。最近特に注目されているのがブロッコリーのスプラウト。ブロッコリーのスプラウトには野菜で食べるブロッコリーよりも数十倍の発ガン予防効果のある物質が含まれていることがわかり、今、注目を集めています。
スプラウトはまさに自然界のサプリメント。積極的に取り入れてみたいですね。


◆ もやしの日
11月11日はもやしの日。
「1111」がもやしを4本並べたように見えることから11月11日になりました。(単純(^^;))

超簡単!もやしレシピ

 ◆ もやしのナムル
ゆでた大豆もやしにごま油、しょうゆ、白ごまをまぜたナムルは、風味が良いので食欲増進にもつながります。

<材料>
・大豆もやし(なければ普通のもの)   1袋
・おろしにんにく            1/2 かけ分
・しょうゆ               大さじ半分
・塩、こしょう             少々
・ごま油大さじ             1弱
・すり白ごま              適量

<作り方> もやしをゆでて調味料であえるだけっ!
・もやしをゆで、ゆで上がったらざるに取り出し、冷ましておく。
・ボールに上記調味料(おろしにんにく、しょうゆ、塩こしょう)を入れ、混ぜておいたところに、あら熱の取れたもやしを加えよく混ぜる。
・さらにごま油を加え、軽くあえ、上からすりごまを振ってできあがり。

※ビビンバや焼肉がメニューの時には欠かせませんね。ゼンマイ、ニンジン、ダイコン、セロリ、ピーマンのナムルなどにも応用できます。

もやし!!
あの細っこい小さな体には大きなパワーが秘められていたのですね。
安いだけが長所じゃない!
ヘルシーで安全安心な野菜。もっともっと食卓に取り入れたいですね。

おしまい