ケーキに紅茶。いや、和菓子に日本茶でもいいかな〜。 知ってました?普段よく食べているお菓子の名のいわれ。 読みにくいカタカナや難しい漢字でもお菓子の名前ならすんなり言えますよね。 今月はお菓子の名前の由来をご紹介します。いつものスイーツタイムがちょっと楽しくなるかも。
お菓子の名前の由来

ポカポカとあたたかい陽射しを浴びながら、今日はゆっくりスイーツタイムを楽しみたい。
ケーキに紅茶。いや、和菓子に日本茶でもいいかな〜。
知ってました?普段よく食べているお菓子の名のいわれ。
読みにくいカタカナや難しい漢字でもお菓子の名前ならすんなり言えますよね。
今月はお菓子の名前の由来をご紹介します。いつものスイーツタイムがちょっと楽しくなるかも。
▼ I N D E X
> エクレア(仏)稲妻のごとく・・
> シュークリーム(仏)ふっくら「キャベツ」のような外観から
> パウンド・ケーキ(英)材料の分量がそのまま名前に
> シフォンケーキ(英)ふわふわの秘密は植物油
> マドレーヌ(仏)人の名前がお菓子の名前に
> パイ(英)なんでも集める鳥と具だくさんのお菓子
> ちょっとドキドキ♪王様のガレット
> パイとタルトの違い
> ミルフィーユ(仏)サクサク美味しい「千枚の葉」
> ワッフル(英)おしゃべりしながら「蜂の巣」を食べる?
> バウムクーヘン(独)なぜ結婚式の引き出物に多い?
> ティラミス(伊)私を元気づけて!
> モンブラン実は日本生まれのお菓子らしい・・
> ちょっとおかしな名前のお菓子「ペドノンヌ」
> ビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーの違い
> ババロアとムースの違い
> キャンディとドロップの違い
> 和菓子編
> 金鍔(きんつば)銀より金!
> どら焼きドラエモンも大好き(笑)
> 羊羹(ようかん)なぜ羊と書くの?
> 最中(もなか)風情あります「最中の月」
> 秋の“おはぎ
> 桜餅不用なものがヒット作に?
> その他いろいろな餅。
> 饅頭(まんじゅう)
> おしまいに
エクレア(仏) 稲妻のごとく・・
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シュー生地を細長〜く焼いて、中にクリームを詰め、上からチョコレートなどをかけた、日本でもおなじみのお菓子。お菓子やさんでは、よくシュークリームと並んで売られていますよね。
フランス語でエクレアは、「稲妻・光・閃光」を意味する言葉なんです。この由来には諸説あって、中のクリームがはみ出さないように稲妻のように素早く食べなさいという説と焼きあがると生地の表面に稲妻のような裂け目ができることからという説があります。
どちらにしても甘く可愛らしいこのお菓子には似合わないネーミングですよね。笑
シュークリーム(仏) ふっくら「キャベツ」のような外観から

シュー生地をまぁるく絞りだして焼き、そのシュー皮の中にカスタードなどのクリームを詰めた、これまたポピュラーなお菓子。
シュークリームというのはフランス語でも英語でもなく、シュー(chou)というフランス語とクリーム(cream)という英語の合成語なのです。
シューとは「キャベツ」の意味。焼きあがった形がふっくらとしたキャベツのように見えることから、この名がついたそうです。
パウンド・ケーキ(英) 材料の分量がそのまま名前に

シンプルで美味しい♪ バター、砂糖、卵、小麦粉などを加えて直方体に焼いた洋菓子です。パウンドケーキの材料となるバター、砂糖、卵、小麦粉をどれも同量、1パウンド(ポンドと同じ。454グラム)ずつ配合していたことから「パウンドケーキ」と呼ばれるようになりました。
しかし現在は必ずしもこのとおりの配合ではないようです。
日本や英語では「パウンドケーキ」と言いますが、フランス語では「カトルカール」と言います。生地の中にナッツやフルーツを入れたり、生地にチョコレート等を練りこんだりと、アレンジが豊富なお菓子です。
シフォンケーキ(英) ふわふわの秘密は植物油

ふわふわ軽い食感が人気のシフォンケーキ。リングの形をしたシフォン型に入れてふわっと焼いたお菓子です。シフォンとは「絹」の意味で、シルクのようになめらかな舌触りであることからこの名がつけられました。
シフォンケーキの歴史は意外と浅く、1927年にアメリカ、ロサンゼルスのレストランへパンを卸していたハリー・ベーカー氏が生みの親です。
その秘密のレシピは20年もの間、決して明かさずにいたそうですが、1947年にレシピがゼネラルミルズ社に売却され、公開されることとなりました。
なんと!あのとろけるようなふわふわの秘密はバターを使わず植物油を使っていたことにあったのです。ケーキの材料にはバターを使うのが一般的でしたので、このことは業界で一大センセーショナルを巻き起こしました。
マドレーヌ(仏) 人の名前がお菓子の名前に

スポンジ生地より少し多めに油脂を加え、シェル(貝)形の型に流して焼いたフランスを代表する焼き菓子です。
名前の由来も諸説ありますが、ポーランドの王様、スタニラス・レクチンスキー(ルイ15世の義理の父)の宮廷でメイドのマドレーヌが作ったのが始まりとも言われています。
彼女が作ったお菓子を王様に出したところ、たいそう気に入られてこの名がついたとか。その後、ルイ15世に嫁ぎ、ヴェルサイユ宮殿に住む娘、マリー・レチンスカ王妃に届けさせたことから、フランスに広く伝わったといわれています。
パイ(英) なんでも集める鳥と具だくさんのお菓子

小麦粉やバターを混ぜて練ったパイ生地を型に敷いて、中にクリームやフルーツなどを詰めて焼いたお菓子。
「pie」というのは英語でカササギ(鳥)のことを言います。なんでもかんでも巣に持ちこんでしまうカササギの様子が具をいっぱい詰めこんで焼くパイに似ているからその名がついたとか。
当時はパイというと、パイ生地に肉や魚を詰めた料理のパイが一般的でしたが、後にリンゴを詰めたアップルパイなどがあらわれ、フルーツやクリームを詰めたお菓子のパイが続々と登場しました。
パイの出生の秘密は、お菓子の職人さんがケーキを作っている時に、バターを入れるのを忘れてしまい、慌ててこねた小麦粉の間にバターをはさみ、折りたたんで焼いたところ、たくさんの層からなるパイが生まれたという話もあります。
失敗から生まれたお菓子がこんなに美味しくて有名になったのだからスゴイですね。
ちょっとドキドキ♪王様のガレット
フランスでは新年に必ず食べる伝統のお菓子、「ガレット・デ・ロワ」があります。
丸く焼いたパイの中にはクリームとフェーブ(feve)と呼ばれる陶器の人形がひとつだけ入っています。
ケーキを切り分けて食べる時に、そのお人形が入っていた人は当たりで、その人が1日王様(女性なら女王様)になれるという、ちょっとドキドキする楽しいお菓子なのです。
人形を当てたその人の幸運は一年間続くともいわれています。(*^-^*)
パイとタルトの違い
「パイ」は英語。「タルト」はフランス語なんです。ということは呼び方が違うだけ?いえ、ちょっと生地の種類が違うようです。(^^;
どちらも生地は小麦粉とバターからできています。生地の種類には、折りこみパイ生地(フィユタージュ)と練り込みパイ生地(パート・ブリゼ)といわれるものがあります。
パイによく利用されるのは、生地を練って、薄〜く伸ばし何度も折りたたんで層にした、折りこみパイ生地(フィユタージュ)というものです。タルトほど硬く焼かずに、何層も重なっているためサクッとした生地です。
タルトによく利用されるのは、練り込みパイ生地(パート・ブリゼ)。生地を練って型に入れ焼きます。層はできず、パイよりも硬いのが特徴。タルトの作り方も、タルトの生地を別に焼いてから果物やカスタードクリーム、ジャムなどをのせたものとタルト生地に具を入れて焼くものがあります。
パイ生地
・折りこみパイ生地(フィユタージュ)⇒ パイ
・練り込みパイ生地(パート・ブリゼ)⇒ タルト
さらにパート・ブリゼも以下のように分類
・パートシュクレ→ 砂糖が入った練り込みパイ生地。
・パート・ブリゼ→ 塩味だけの練り込みパイ生地。
ミルフィーユ(仏) サクサク美味しい「千枚の葉」

重ねたパイ生地の間にカスタードクリームなどを挟んだお菓子。
本来はいろいろな形のものがありますが、日本ではパイ生地にクリームをはさみ、表面に粉糖がまぶされたものが多いですよね。
フランス語で「mille(ミル)」は「千」、「feuille(フィーユ)」は「葉」を意味していて、そのまま訳すと「千枚の葉」。幾重にも重なったパイが葉っぱのように見えることからこの名がつきました。ちょっと食べにくいけれど美味しいお菓子ですよね。
ワッフル(英) おしゃべりしながら「蜂の巣」を食べる?

一時期流行ったベルギーワッフルで日本でもすっかりおなじみになったワッフル。パンケーキと同じ生地を格子状の凹凸のついた焼き型に挟んで焼いた、英米の身近なお菓子です。こんがりと焼けた格子模様が特徴的。
ワッフルの語源は、オランダ語では「蜂の巣」、英語では「無駄話」という意味があります。確かに格子模様が鉢の巣に似ています。無駄話というのは、集まってワイワイ騒ぎながら食べるのにちょうどいいお菓子ということだからだそう。
う〜ん、どっちのいわれもうなずけます。
バウムクーヘン(独) なぜ結婚式の引き出物に多い?

バウムとは「樹木」、クーヘンは「ケーキ」の意味で、切り口が木の年輪のように見えることからこの名がつきました。ドイツの代表的なお菓子でバター、砂糖、卵、小麦粉、などをまぜたものを丸い芯棒に少しずつかけて焼き、回しながら断面を年輪のように何層も重ねていくんです。
古代ギリシャ時代に、「オベリアス」と言うパンがありました。これは、パン生地を伸ばして木の棒に巻きつけて火で焼き上げたものなのですが、作り方がとても似ているので、バウムクーヘンの原型ではないかといわれています。ということは、とても古い歴史を持つお菓子ということですね。
なぜかバウムクーヘンは、結婚式の引き出物にも多いですよね。日持ちするお菓子で、年輪が繁栄をイメージさせ、結婚生活が長く続くようにとのことから人気があるようです。薄く切って、そのまま食べてもいいし、冷やして上からホイップをかけて食べても美味しいです♪
ティラミス(伊) 私を元気づけて!

一時期大ブームになったお菓子。
「マスカルポーネ」というチーズに生クリームを混ぜ、ココアパウダーをふりかけたイタリア生まれのお菓子です。イタリア語でティラミスの意味は、tira 「引っぱる」、mi「私を」、su「上に」です。つまり、私を元気にして!というような意味になります。
由来はチーズや生クリームなど栄養価の高い材料を使うことから元気が出る!という説やベニスの夜の街で娼婦が仕事の合間に食べたので、「私を元気づけて」になったとも言われています。スポンジにリキュールをひたしてあるものが多いので本当にいい気分になりそう・・。
モンブラン 実は日本生まれのお菓子らしい・・

スポンジケーキの上に、細いマロンペーストをあしらった「モンブラン」もおなじみのケーキ。山の形に似ていることからアルプスのモンブランにちなんでつけられたそうです。フランス語では「白い山」という意味です。
ヨーロッパで生まれたお菓子だと思っていたのですが、日本生まれらしいです。昭和の初めに、登山が好きな東自由が丘(東京)の洋菓子店主がスイスに旅行した際、白い山の美しさに魅せられ、店名とケーキの名称に「モンブラン」の名をつけたのが始まりといわれています。
しかし、モンブランを看板メニューとするパリの老舗カフェ「アンジェリーナ」が元祖という説もあり、本当のところはわかりません。自由が丘の「モンブラン」か?パリの「アンジェリーナ」か?
ちょっとおかしな名前のお菓子「ペドノンヌ」
フランスにシュー生地を揚げた「ペドノンヌ」という可愛いお菓子があります。
でもペドノンヌはフランス語で「尼さんのおなら」。
・・・・何ゆえにこの名前?謎です。フランス人のセンスを感じます(笑)
ビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーの違い
細かく区別しているのは、どうやら日本だけのよう。
呼び方もイギリスでは「ビスケット」、アメリカでは「クッキー」、フランスでは「ビスキュイ」。
アメリカでは、日本でいうビスケットやクッキーのようなサクサクしたお菓子は全部「クッキー」と呼んでいて、「ビスケット」というと柔らかいパンのようなものをさします。
フランス語のサブレは、クッキーのこと。「サブレ」というのは、もともとフランスの町の名前で、ここで作られたクッキーを「サブレ」と呼んだそうです。だからフランスでは、クッキー=サブレなんです。
また、サブレ「sable」はフランス語で「砂」という意味ももちます。
小麦粉に対してバターの配合を多くし、サクッとした歯ごたえがあるように焼き上げたクッキー。「砂」という言葉どおり、食べると口の中で砂のように砕けて、溶ける感じがしますよね。
イギリスでは「クッキー」という言葉がないので、みんなビスケット。
ビスケット、クッキー、サブレ、日本と違ってヨーロッパでは明確な区別はないようです。呼び方がいろいろあるのは日本だけなのですね。
公正競争規約という全国ビスケット協会の中での決まりでは、手づくり風の外観で、糖分+脂肪分の合計が40パーセント以上のものが「クッキー」、それ以下のものを「ビスケット」と呼ぶそうです。また、原料や焼きあがった生地(外観)から以下の区別する場合もあるそう。
・ビスケットの原料は、
薄力粉+ベーキングパウダー+グラニュー糖+バター+卵
・サブレは、
薄力粉+グラニュー糖+バター+卵
を使ったもので、サブレはビスケットに比べ、バターと卵を多く使うのが特徴となっています。
生地もビスケットは型抜きしますが、サブレは型抜きの他、しぼり袋に入れ絞ることもできます。 焼き上がりは、薄力粉が多いのでビスケットはちょっとパサパサしていてもろく、サブレは空気の層が横に入るのでパリッとした感じになります。
※クッキーは、総称して呼ぶ名前だそうです。
クッキーは「小さなお菓子」という意味のオランダ語「クーク」がその語源でフランス語では「プティーフール・セック(乾き一口菓子)」と呼ばれています。
ケーキを焼く前に、オーブンの火加減を見るため、種をほんの少しだけ入れたのがクッキー誕生の始まりという説があります。クラッカーは、ビスケットの一種でオードブルやカナッペに使うパンとお菓子の中間的な食べ物です。口当たりが軽く、くだけやすいことから「クラック(砕ける)」の名前がつきました。多くは無糖です。
ババロアとムースの違い
どちらもひんやり♪これからの季節にぴったりなデザート。
でも違いがわからない。呼び方が違うだけ?
ババロアは昔、ドイツ南部のババリア地方の温かい飲み物でした。これが後にゼラチンで固めた冷たいデザートとなったことから名前もこのババリア地方に由来しているとのことです。
ムースはフランス語で「泡」。ババロアとの大きな違いはないのですが、ムースは、その名のとおり、卵白をしっかり泡立てたメレンゲを、ペースト状の果物や生クリーム、ゼラチンと混ぜて冷やし固めます。泡立てた卵白を入れることが多く、ババロアに比べ、ゼラチンも少な目なのでふんわりとろけるような口当たり。
つまり、ババロアよりふんわりして軽いのがムースのようですが、いろいろなバリエーションがあるので、細かく線引きはしていないようです。
キャンディとドロップの違い
キャンディは砂糖を主原料とした洋風飴菓子の総称です。ドロップはキャンディの一種で糖液を高温で煮詰めたハードキャンディーに分類されます。
キャンディの種類
◇ハードキャンディ(高温で煮詰めて硬く仕上げる)
ドロップ、タフィ、バタースコッチ、クランチなど
◇ソフトキャンディ(低温で煮詰めて柔らかく仕上げる)
キャラメル、ヌガーなど
◇錠菓(清涼菓子)(粉末の砂糖を圧力で固めたキャンディ)
錠菓、ラムネ菓子など
◇ゼリー(寒天やゼラチン、ペクチンで固めたもの)
果物のゼリー、グミなど
◇ボンボン(シュガーキャンディの中に、リキュールや果汁を入れたもの)
ウィスキーボンボン、フルーツのボンボンなど
◇マシュマロ
砂糖、水飴、コーンスターチ、ゼラチン、卵白、香料等などを混ぜ固まらせたお菓子。
◇掛け物(チョコレートや砂糖でコーティングしたお菓子)
ドラジェ、ゼリービーンズなど
和菓子編
和菓子といえば、目で見て楽しむ芸術品かも。花鳥風月や自然の風物など季節ごとの雅な名前のものが多いですよね。そして洋菓子と同じく必ず由来があります。おなじみの和菓子たちの生まれの謎を解いてみましょう。
日本のスイーツたちです。
金鍔(きんつば) 銀より金!

四角に切ったあんを、あらかじめ薄く溶いたおいた小麦粉の液につけて、鉄板で焼いたもので、江戸時代から庶民に人気のお菓子でした。
前身は、京都の「銀つば(小豆あんをうるち米の粉で包んで焼いた焼餅)」といわれています。これが亭保の頃に江戸に渡り、うるち米の粉が小麦粉に変わり、銀より金のほうがいいだろうと言って、今の金鍔(きんつば)になったそうです。
「つば」の名は、当時の形が刀のつばに似ているところからきているといわれています。
どら焼き ドラエモンも大好き(笑)

平鍋と呼ばれる鉄板の上で焼かれた形が船の銅鑼(どら)に似ているところからこの名がついたそうですが、「銅鑼の上で焼いたから」という説もあります。
小麦粉、卵、砂糖を混ぜて水でとき、鉄板で円形に2枚焼いて、間にあんを挟んだおなじみのお菓子です。明治の初期に創案されたといわれています。金つばやワッフルもどら焼きと同じ平鍋菓子(平鍋で焼くお菓子)です。
羊羹(ようかん) なぜ羊と書くの?

あんに砂糖を入れ、寒天を加えて煮詰め、型に流して固めたポピュラーな和菓子。甘〜いお菓子なのになぜ「羊」と書くの?
羊羹は平安時代末期の書にも現われているくらい古い食べ物。原型は中国から伝わったもので、もともとは、羊の肝や肉、血を煮込んだ熱い吸物だったんです。 それで羊の羹(あつもの)ということで羊羹となったのです。
でも肉食文化ではなかった日本人にはしっくりとせず、羊の肉のかわりに汁の中に穀類などをこねていれ、それが時代が経つにつれ、和菓子に変わっていったそうです。
最中(もなか) 風情あります「最中の月」

もち米を水でこねて蒸し、薄くのばして型に入れ焼いて皮を作り、2枚あわせた中にあんを詰めた和菓子。
名前の由来は、平安時代の宮中で行われた月見の宴において、白く丸い餅菓子が出されたのを見て、これが池に映る月に似ていたことから「最中の月」と名付けられたといわれています。
しかし、真ん中にあんが入っているため、中央を意味する「最中」から名付けられたとする説もあります。
「最中の月」とは、陰暦十五夜の月(中秋の名月)のことで、
平安時代の歌集「拾遺集」にも
水の面に 照る月なみを
かぞふれば 今宵ぞ秋の
もなかなりける
とあります。
しかし最中は、江戸時代に生まれたお菓子なので、最中の原型は、この話に基づいて生み出したといわれています。
秋の“おはぎ”・春の“ぼた餅” 違いは何

どちらも彼岸の時期にお供えする和菓子です。
おはぎは、漢字では「お萩」と書き、秋の彼岸に食べるものです。つぶあんで作られていて、つぶした小豆の形が萩の葉の形に似ていることから名付けられたと言われています。
ぼた餅は、「牡丹餅」と書き、春の彼岸に食べるものです。こしあんで作られていて、丸扁平な形が牡丹の花に似ているところから名付けられたと言われています。
と、厳密に言うとこのような違いがあるのですが、今はあまり区別なく、店頭で売られています。
桜餅 不用なものがヒット作に?

桜餅は、粒つぶの道明寺種を使った関西風のものと、小麦粉を溶いて鉄板で薄く焼いてあんを巻いた関西風の長命寺桜餅の2種類があります。
はじまりは、江戸向島の長命寺の門番であった下総国の山本新六という人が桜の落葉の掃除に追われ、この葉をしょうゆに漬けて売ってみたが、あまり売れず、今度は桜の葉を塩漬にして、小麦粉を溶いて薄く焼いた皮に小豆あんを包んで、塩抜きをした桜の葉で包んだところ、これが花見客の評判となって大ヒット!江戸名物になったそうです。
その他いろいろな餅。
草 餅
よもぎの葉をつき混ぜた餅であんを包んだもの。
大福餅
餅を薄くのばし、粒あんをたっぷり包んだもの。焼くと膨れ上がることから「腹太餅」と呼ばれ、その感じがでっぷり!福々してることから大福餅と名がついたそうです。
柏 餅
蒸した上新粉の餅を丸扁平にして、中にあんを入れ二つ折りにして柏の葉で包んだもの。端午の節句に供物として知られています。柏の木の古い葉は新芽が育つまで枯れないので、子孫繁栄の縁起の良い葉とされたことや、柏餅を包む手つきが神前でかしわ手を打つ姿に似て、武運を祈願する端午の節句にふさわしいという意味があるそうです。関東は本柏の葉、関西はサンキライの葉で包むようです。
鶯 餅
あんを求肥で包み、丸く包んだものを楕円形にし、左右に引っ張りうぐいすの形にした和菓子です。 鴬に見立て、青きな粉をまぶしたり、よもぎを混ぜた生地で包んだりふりかけて作ります。春の訪れを感じる餅です。
饅頭(まんじゅう)

有名な中国の三国志に出てきます。
諸葛孔明が南蛮を征した時に、濾川という川のほとりで激しい風浪にあい、これをしずめるために人を殺してその人頭を川の神に捧げる風習があると聞き、人の頭のかわりに小麦粉に羊や豚の肉を包んで祭壇に供えるようにしたという伝説に始まると言われています。
日本に饅頭が渡来したのは、鎌倉時代から室町時代の頃で、中国に留学していた禅僧から伝わったそうです。
しかし肉食文化ではない日本人は、羊や豚の肉のかわりにしその葉などの野菜をあんにして食べていました。それが時代とともに変化し今のような饅頭になったのです。
おしまいに
スイーツタイムが楽しくなる♪ 「お菓子の名前の由来」はいかがでしたか?
由来を知るといつものお菓子がもっと楽しく味わえるかもしれませんね。
今日のスイーツは何にしようかしら?

