スダチ vs カボス

スダチ vs カボス

▼ I N D E X
 
>出生の秘密
>なまえ
>形・大きさ
>栄養&美容と健康
>判定結果
 
独特の香りとシュワーッと口に広がる酸味。
鍋物、刺身、焼き魚…キュッとひとふりするだけでいつもの料理が大変身!

スダチとカボス、
似ている2人だけどやっぱり違うミカンの仲間。

さて軍配はどちらに?

出生の秘密

徳島スダチVS大分カボス

どちらもミカン科カンキツ属の果物。
だけど、酸味が強いので(酸っぱぁーい!)ミカンのように生のまま食べるのには向かない。
徳島県原産のスダチは、阿波でユズの近縁種として偶発実生したといわれ、江戸時代に広まり徳島地方の特産となったもの。
なんとスダチの花は徳島県の県花だぁ!

一方のカボスも野生種は江戸時代から栽培されていたものの来歴は不明…。スダチよりも歴史は浅〜く、昭和46年から経済栽培された果実。
なのに、短期間のうちに広まったのは大分県民が一丸となって全国にPRしたから!あっぱれ!大分県民!
☆生産量はどっちが多い?
スダチの全国の生産量は約8500トンほど。その9割を徳島が占めている。
一方、カボスの生産量は約5700トンでその8割は大分が占めている。

★「生産量はスダチの勝ちぃ〜。でもPRがんばり度はカボスに○をあげちゃおう!」

なまえ

いろいろあるぞ!
“酢のたちばな”で「酢橘(すだち)」の字があてられる。
また、スダチの時期になると、酢にかわってスダチの果汁を使うことから「酢断」とも。
その他「巣立」と書かれることもある。スダチの枝には小さいトゲがあるので、小鳥が敵から身を守るため中に巣をつくったことから。
諸説ありいろいろな字があてられる。

カボスの名前は、※ダイダイの古名のカブスに由来するといわれている。(※ユズ系カンキツ類。果汁がおなじみポン酢と呼ばれ、鍋料理に使われる。果皮がママレードの原料)
呼称も香橙(竹田市)・本カボス(大分県下)・カボスユ(臼杵市)・シヤニス(萩町)・香倍酢などといろいろ。

★「あて字がいっぱいのスダチに呼称がいっぱいのカボス!」

形・大きさ

スダチの大きさは、約30〜40gと小さく球形。
果皮はグリーンで秋には黄色になる。熟しすぎると酸味が強くなりすぎるので香りが良いグリーン色のうちに店頭に並ぶ。
一方のカボス、大きさは100〜150gとスダチよりも大きく皮が固い。同じく果皮もグリーンで熟すと黄色になる。
色が着いて熟すと、鮮度が落ちて香りと酸味が減少するからやはりグリーン色のうちに収穫するんだ。

※保存するときは、ポリ袋に入れて冷蔵庫に!

☆良いスダチの選び方
・果皮が薄〜く張りがある
・果皮がキレイな緑色で表面がなめらか
・香りが良いもの

☆良いカボスの選び方
・果皮が固くてツヤ、張りがあるもの
・果皮がキレイな緑色
・香りが良いもの

栄養&美容と健康

どちらも酸っぱ〜いので生食には向かない。
スダチもカボスも体内の毒を防ぎ、腐敗菌の繁殖を抑えるクエン酸や細胞組織を元気にしてくれるビタミンCをいっぱ〜い含んでいる。

キュッとひとふり!爽やかな香りが食欲をそそり、疲労回復にも効果あり!美容と健康には欠かせないのだ。

◆いよいよ味比べ〜◆
マツタケにスダチ・フグ料理にカボス
鍋、刺身、焼き魚…etc。キュッとしぼるだけで料理をグレードアップさせるスゴイやつ!
それがスダチにカボス。どちらも使い方は同じだけど、特にスダチはマツタケと相性が良く、土瓶蒸しなどのマツタケ料理に使われる。
一方のカボスは、フグ料理にあうといわれている。

比べてみると、さっぱりとした酸味のスダチ、まろやかな酸味のカボスってとこかな〜。
「シュワーッとした爽やかな香りと風味ならスダチ!特にマツタケとのコンビは最高。
スーパでもよくセットになって売ってるよね。さっぱりしてるから焼き魚にもスダチのほうがあうような気がするな〜」

「カボスの香りはまろやかで素材の味を壊さない。特にフグ料理のような魚介類を使った料理にはピッタリ!
まろやかな香りで素材を包み込み、それでいて味を壊さない、これぞ料理の名脇役!」

★ん〜それぞれの好みかな?判定できず。

◆食べ方◆
ところでどうやって使うの?
スダチもカボスも利用方法はだいたい同じ。

★しぼる
果汁をしぼって刺身、天プラ、焼き魚にふりかけたり、鍋物のつけ汁にしたりすると風味がぐっと増す。
マツタケ料理&スダチ、フグ料理&カボスのコンビが最高!
果汁をジュースにして飲んでもなかなかイケル。大分では焼酎に入れて飲む人が多いそう。

「しぼる時は横半分に切り、切り口を下に向けず斜めにして汁が皮をつたるようにしぼる。外の皮にも風味を増すエキスがたっぷりなんだって」

★おろす
皮をおろし金ですりおろしたり、細かく刻んで吸い物や茶碗蒸しに入れる。
そうめんの薬味に使ってもGOOD!

★スライス
薄い輪切りにして紅茶やお酒に浮かべる。
魚や肉料理にスライスしたものをのせてもいい。見た目もキレイでフレッシュな香りが食欲をそそる。
和製レモンってとこかな。

★お風呂
カボスをお風呂に浮かべてカボス風呂♪
しぼり粕など使い終わったもので十分!気分も爽やか♪

判定結果

さてさて、本日の判定結果をまとめると〜

★勢力範囲
関西、関東地方はスダチ派が多く、大分を中心に北九州や山口方面は圧倒的にカボス派が多い。
年間生産量はスダチのほうが多いが、短期間で全国にその名を広めたのはカボスとなかなか頑張ってる。

★大きさ・形
どちらも皮はまぁ〜るくキレイなグリーン色。果肉は淡い黄色。
カボスのほうが大きく皮が固いが見た目が小さいスダチもかわいらしい。

★栄養
どちらも大差なし。生食には向かないけれど、ビタミンCがいっぱいで美容と健康にいいぞ〜。

★味比べ
一般的にマツタケ料理にはスダチ、フグ料理にはカボスといわれている。さっぱりとした酸味があるのがスダチ、まろやかな酸味を持つのがカボスとの声もある。
好みもあるから優劣はつけれないな〜。まっ、結局のところ引き分けにしておこう…

 
そのまま丸かじりできなくても、美容と健康にも良い料理の名脇役!
食卓を華やかにしてくれ、四季の演出効果もたっぷり♪
スダチとカボスって結構スゴイやつなのだ