ハーブ

初夏、1年の中で最も多くハーブの花が咲く季節です。
窓から庭に植えた咲き始めのハーブの甘い香りが風にのって入ってきます。
●香り高い花や葉を添えるだけで料理が一段と華やかに。色や香りのいいハーブティーを飲んでリラックス。料理やお茶、香りづけやハーブクラフト、美容、健康にと幅広く使われているハーブ。
今月は「フレッシュに食べられるハーブ」、「お茶に向くハーブ」に注目してみました。
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ハーブとは花や葉、茎などが薬用として使われていたり、料理の中に入れられたり香料として使うことのできる植物をいいます。その種類はとても多く、何千種類にものぼるそう。
サラダとしてフレッシュに食べたい!おすすめハーブ
バジル、チャイブ、チャービル、タラゴン、コリアンダー、フェンネル、ディル、イタリアンパセリ…など。
料理に風味と香りづけをしたいときは
セイジ、タイム、ローズマリー、マジョラム、ジンジャー、オレガノ…など。
ハーブティーを楽しみたいときは
ミント、マロウ、レモンバーム、レモングラス、ラベンダー、ローズ…など。
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▼ I N D E X
> スイートバジル
> チャイブ
> イタリアンパセリ
> セイジ
> タイム
> オレガノ
> ミント
> ラベンダー
> カモミール
> お茶に向くハーブいろいろ
> 編集後記
スイートバジル
バジルを知らずにハーブを語るなかれ。葉をサラダに混ぜたり、スープに浮かべたり、ビネガーやオイルに漬けこんだり。スパイシーで甘く香り高い風味を持つので、料理に本格的なアクセントをつけてくれます。時間がたつと、風味が損なわれるので仕上げの際に用いるようにしましょう。
愛の香り草
クローブに似た濃厚な香りが、イタリアでは昔から愛の香り草として知られ、恋人に逢いに行く女性は必ずこの草を身につけたそう。そのためイタリアでの別名はbacia-Nicola(キスしてニコラス)。(*^^*)
チャイブ
薬味ネギと同じように利用できます。サラダやスープ、マリネ、オムレツにたっぷり入れましょう。葉だけではなく、まぁ〜るくかわいいピンクの花もサラダに利用できます。虫がつきにくいハーブなので、栽培がラク。
和食にもおすすめ
チャイブは西洋のハーブですが、ネギと同じ香りを持つので、冷やっこ、お吸い物、カツオのたたきなど和食にも利用できます。ちなみに日本生まれのハーブの代表格は、ワサビにヨモギ。
イタリアンパセリ
日本で主流なのは、葉が縮れているカーリーパセリですが、イタリアや南フランスでは、葉が平べったいイタリアンパセリが一般的です。葉と茎の部分を主に利用し、ブーケガルニ(香草の束)や料理の添えやサラダ、ソース、詰め物など用途の多いハーブです。
酔い止め防止にパセリ?
昔、昔、パセリは料理用ではありませんでした。古代ギリシャでは、パセリで勝利者を讃える冠を編み、ローマ時代にはパセリの首飾りでワインの酔いを防いだとか。今は亡きモナコのグレースケリーの「花の本」にはパセリをおへそに当てて車酔いを防ぐという南フランスの民間療法が述べられています。 (^_^;))
セイジ
強い芳香があるので、葉を肉や内臓料理に入れたり、みじん切りにしてハンバーグに入れたりと風味づけに利用します。風味が強いので使いすぎに注意しましょう。
健康の守り神
セイジは、ラテン語の「救う」や「長生きさせる」が語源となっています。「セイジを植えている家から病人は出ない」「長生きしたければ5月にセイジを食べよ」という諺があるくらい古代ギリシャ・ローマ時代から薬草として多くの命を救ってきました。
タイム
シチューやスープの臭み消しと風味づけに使うブーケガルニや肉にまぶしたり、ビネガーに漬け込んだりとほとんどの洋風料理に合い、欠かすことのできないハーブです。同種でも産地によって香味が異なり、野生種に優れたものがあるということで名シェフは、自分だけのタイムを求め野山を散策し、死ぬ間際までその在り処を教えないと言われているほどです。タイムの花言葉は「勇気」
ハーブクッキー
いつもの手作りクッキーやケーキの生地にハーブを刻んで混ぜるだけ!
それだけで、いつもと違う香り高いハーブクッキーの出来上がり。ローズマリー、タイム、ミント、キャラウェイなどがおすすめ。
オレガノ
魚料理にも肉料理にも合うハーブ。葉はサラダや料理の添えに利用されますが、乾燥葉のほうが香り高いという特徴を持つので、料理には生よりドライのものが適しています。チーズ、トマト、パスタ、肉類と相性が良いのでイタリア料理が好きな方におすすめ。よく似たハーブにマジョラムがあります。香りが非常に似ているので、オレガノの代用によく使われます。
幸せを呼ぶ香り草
オレガノの花は乾燥させると、美しい色と香りが残るのでドライフラワーなどに使われます。この香りは愛の女神ヴィーナスがつくったといわれています。古代ギリシャ、ローマ時代には、新郎新婦の花冠に編んで前途を祝したと言い伝えがある幸せを呼ぶ香り草、それがオレガノです。
ハーブって体にいいの?
ハーブは昔から薬として利用されてきました。ポークビーンズにオレガノやマジョラムを入れるのは、このハーブに腸内のガスを排出させる作用があるから。ステーキにパセリやクレソンを添えるのは、体が酸性になるのを防ぐためです。安眠やストレスを解消させてくれるハーブティーなど、人々はハーブの効果を生活の中に活かしてきました。
ただハーブだから全て食べられるというものではありません。
エニシダ、ジキタリスなど有害なものもあります。妊娠中や妊娠の予定がある人はペニーロイヤル、タンジー、ルーなどのハーブを使ってはいけません。(月経を促進させる作用があるため)
ミント
ガムやキャンディー、歯磨き粉の香りでおなじみ。ピリッとした強い清涼感のあるペパーミントと少しソフトで甘い香りのするスペアミントやアップルミントがあります。料理にはスペアミントやアップルミントの方が適しています。アイスクリームに飾ったり、カットしてサラダに使ったり、ハーブティーにすると香りも良く爽やかです。
湿り気のある土や半日陰を好み、耐寒性もあるので、カップでも簡単に栽培できる初心者向きのハーブです。
ローマ神話によると、ミントは妖精メンタの化身だそう。河の神の娘メンタが冥府の王に見初められたのですが、これに嫉妬した妻がメンタを打ち据え、水辺の草に変えてしまいました。ミントが湿地を好むのも、叩くと香りが強まるのもメンタの精が宿っているからだといわれています。
ハーブはどうして香りがするの?ハーブの葉の表面や花の中に香りの成分が詰まった香りの袋(油包)がたくさんついています。デリケートなこの袋は、風に吹かれたり、人の手に触れられたり、熱を加えたりすると破れ、中から香りが発散するのです。
ラベンダー
香りがとても強いのでポプリや安眠枕、入浴剤、香水、石けん、ドライフラワーなどに利用されます。食用としては、ハーブティー、お菓子、飲み物などの風味づけにも使われています。心身をリラックスさせ、安眠作用、イライラを緩和させる働きがあります。
ハーブの保存法
料理に使うものは、水気をきってチャック付きのビニール袋に冷凍しておくと色は少々悪くなりますがいつでも使えて便利。ただし冷凍には向かないものもあります。また、オイルやビネガーに漬け込んでおくとコクのある味わいになります。
カモミール
ドイツでは「お母さんのハーブ」と呼ばれています。沈静、解毒、胃腸の働きを助けるなど頼れるハーブだからそういわれるそうです。一年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールがあります。お茶にはジャーマン、薬用にはローマン種が適しているそう。ローマン種のお茶は少々苦味があるので、他のものとブレンドするといいですね。
おしゃれなアイスキューブ
アイスティーやパンチ、カクテルにハーブの花を浮かべ、おしゃれでロマンチックな演出を。ハーブの花や葉を摘んでキレイに洗い、製氷皿にハーブを入れて水を注いで冷蔵庫で凍らせます。素敵なアイスキューブの出来上がり♪
お茶に向くハーブいろいろ
●カモミールティー
レイな金色で甘酢っぱいリンゴの香り。イライラを緩和させる沈静作用があります。
●マロウティー
入れたときはブルーですが、レモンを入れるとピンク色に変わるので色が楽しめます。喉の痛みや咳を鎮めてくれます。
●ハイビスカスティー
ルビー色がキレイなお茶。美容効果のあるアルカリドリンクです。
●ミントティー
レモンイエローの爽やかな香り。気分がすっきりするので眠気覚ましにどうぞ。
●ローズティー
抜群の香りと強壮作用があるので疲れをとってくれます。
●レモンバームティー
レモンバームは葉にレモンの香りがあります。神経性の頭痛を緩和したり抑うつ効果があります。発汗を促すのでカゼにもいいですね。
※似た名前のハーブにレモングラスがありますが、レモングラスの方がレモン臭が強烈でレモンバームのほうが繊細な香りがします。
編集後記
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ハーブ初心者は、とにかくハーブを使いすぎてウンザリし、
嫌いになってしまうことが多いようです。最初はサラダに少しずつ。
よし!と思ったら増やしていきましょう。自分の好みにあったハーブを見つけるのも楽しいですね。
暖かくなるこの季節…光と風と大地の自然の恵みで育った
フレッシュなハーブで食卓を鮮やかに演出してみましょう。
※出典 「ハーブQ&A123」日本ヴォーグ社・「広田せいこのハーブ・アイテム33」NHK出版
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