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秋の食材 芋(イモ)いろいろ

 

 
ホクホクした食感と舌の上で自然にとけるような舌触り。秋はイモが特に美味しい♪
 
栄養面でも、たくさん食べても太りにくい低カロリー食品として、また、見かけによらずビタミンや食物繊維などが豊富な美容食品として、今や、日本人の食生活とは切っても切れない大切な食品、イモ。
 
大変身近な食品ですが、イモといってもいろいろなイモがあります。
皆さんは、イモのことどれだけ知っていますか?
 
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▼ I N D E X ▼
 
《ジャガイモ》
> ジャガイモのふるさと
> ジャガイモの品種
> 不思議な作物ポマト
 
《サツマイモ》
> サツマイモのふるさと
> サツマイモの品種
> 石焼き芋はなぜ甘くて美味しいの?
 ・簡単焼き芋
> ぷ〜っという生理現象
 ・スイートポテトを作ってみよう!
 
> その他のイモ
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昔、日本のイモといえば、サトイモ(里芋)かヤマノイモ(山芋)だけでした。今、皆さんがよく食べているジャガイモやサツマイモは、日本には1500年代の終わりから1600年代の初め頃に入ってきた比較的新しい作物なんです。
 
しかし、伝わるとまもなく、ジャガイモとサツマイモは、とても重要な作物になりました。米や穀物が不作の年でもイモはよくとれるので人々を飢えから救ってくれたのです。特にサツマイモやジャガイモは、飢饉から人々を守ってくれたので、「おたすけいも」とも呼ばれていました。

ジャガイモのふるさと

 

 
《ジャガイモ》
 
ジャガイモの原産地は、南米のアンデス山脈からメキシコにかけての地域と言われています。昔、栄えていたインカ帝国でも育てられていたともいわれ、中南米の標高3000メートル以上の高地には現在もジャガイモが生えています。
ヨーロッパには、コロンブスがアメリカにやって来た後に伝えられたそうです。
 
・最初は観賞用
 
ヨーロッパに伝わったとき、ジャガイモは花を楽しむ植物でした。城の花壇に植えたり、フランス王妃マリー・アントワネットも花を髪飾りにしていました。
 
観賞用として作られていたのには理由があります。
熱帯高地で育っていたジャガイモには、日が短くならないとイモができないという性質があり、従ってアンデスよりも温暖で日が長いヨーロッパで育てると、実ができず花ばかりがとてもキレイに咲いたのです。そのうえ、毒のある「悪魔の食べもの」という噂があったので、食用としてはなかなか栽培されませんでした。
 
・作物として広まったおもしろエピソード
 
しかし、18世紀の終わり頃、フランスの植物学者パルマンチェは、ジャガイモは、食べるのにとてもよい作物だと気づいていたので、昼間は畑に兵士をおかせて、夜は畑の警備の手を抜きました。パルマンチェの思惑どおり、人々がジャガイモを盗み出して、皆がどんどん食べるようになりました。こうして徐々に作物としてのジャガイモが広まっていったのです。
 
 
「ポテト」「ジャガイモ」の名の由来
 
インカ帝国では、ジャガイモは「パパ」と呼ばれていましたが、ヨーロッパに伝わったとき、サツマイモをあらわす「バタタ」がジャガイモのことだと間違われて、「バタタ」がなまって「ポテト」になったそうです。
 
日本には、インドネシアのジャカルタから長崎に入ったので、昔はジャガイモを「ジャガタラ(ジャカルタのこと)イモ」とも呼んでいました。このジャガタライモがなまって「ジャガイモ」になったのです。
 
 
見かけによらずビタミンたっぷり
 
・ビタミンC
 
意外ですが、ジャガイモはビタミンCが豊富な野菜です。フランスでは、ジャガイモを「大地のリンゴ」とも呼んでいます。リンゴと同様、ビタミンCやB1がたくさん含まれているので、野菜の少ない冬に喜ばれているのです。
 
また、ビタミンCは熱に弱く、加熱するとそのほとんどが失われてしまうのですが、ジャガイモのでんぷんは、ビタミンCを包みこむので熱を加えてもビタミンCが壊れないという利点があります。ポテトチップスにする理由もここにあります。
 
・カリ
 
日本人は食塩の摂りすぎで、脳出血にかかる人が多いのですが、カリを摂ると細胞の中のナトリウム(塩)を追い出し、細胞を若返らせる働きがあります。
 
・食物繊維
 
便秘解消に役立つ食物繊維が良く摂れる食物なので、大腸癌などの予防にもなります。ゴボウやサツマイモに含まれる繊維は消化しにくいのですが、ジャガイモにはペクチンというお腹に優しい繊維が含まれています。

ジャガイモの品種

 

 
ジャガイモの品種はたくさんあり、新しい品種も続々と登場していますが、主役は「男爵」と「メークイン」です。
 
 
・男爵 
《粉ふき性が特徴。サラダ・マッシュポテト・コロッケ・肉じゃがなどに》
 
形がまぁるく、色が淡黄褐色。男爵イモは、造船会社の社長で男爵でもあった川田竜吉さんにちなんだもの。明治時代にアイルランドから輸入して北海道に広めました。
 
食べるとホクホクした感じで、コロッケ、サラダ、マッシュポテト、粉ふきイモなどに向いています。しかし、カレーライスなどの煮込み料理に使うと、煮崩れを起こしやすいので注意。ぐつぐつ煮込んでいたら溶けて消えちゃった..なんてことも。煮込み系には下記のメークインが向いています。
 
 
・メークイン 
《煮くずれを好まない料理に。カレー・シチューなどに》
 
黄色っぽい色で卵を細長くしたような形のメークイン。メークインは「5月の女王」という意味です。ヨーロッパの春祭りで、村娘の中から女王を選んだことにちなんでつけられた名前です。煮ても形が崩れにくいので、カレーライスやシチューに向いています。
 
・ワセシロ
《ポテトチップスに》
色が白く糖分が少ないので、ポテトチップス用に向いています。
 
・トヨシロ  
《ポテトチップス・ポテトサラダに》
 
こちらも他の品種に比べて、色を茶色くする糖分をあまり含まず、油で揚げたときにキレイな色に仕上がるのでポテトチップス用に使われます。形や色は男爵イモに似ています。
 
・キタアカリ 
《粉ふきイモに》
ジャガイモセンチュウという害虫にやられないように作られた品種です。中味が黄色で蒸して食べると美味しい。ただし長く貯蔵しておくと粉ふきが悪くなります。
 
・ホッカイコガネ 
《煮物・フレンチフライに》
大きく長い卵型をしています。中味が黄色いのでこの名前がつきました。皮を剥いたあとも茶色になりにくく、煮物やフレンチフライに向いています。
 
・ベニアカリ   
《マッシュポテト・コロッケに》
皮の色が薄い赤ですが中味は白。マッシュポテトやコロッケに向いています。
 
・レッドムーン  
《フライドポテトに》
キレイな赤い皮で、中味は黄色。揚げるとキレイなフライドポテトになります。
 
他にもデンプンをとるために使われる、紅丸、コナフブキ、ムサマルなどもあります。美味しいジャガイモ料理を作るには、料理に適した品種を選ぶことも大切ですね。
 
 
ジャガイモの毒「ソラニン」
 
ジャガイモの皮は茶色ですが、太陽にあたると表面が緑色になります。緑色になったところにはソラニンという毒ができるので注意して下さい。ソラニンというと、ジャガイモの芽に含まれる毒で有名ですが、太陽にあたり緑色になった部分にも含まれています。
 
栽培するときは、根元に土を寄せて、ジャガイモが土の上に出ないようにしなければなりません。また収穫したあとも太陽の当たるところに置いておくと、表面が緑色になってソラニンができます。
 
ソラニンは神経性の毒で、食べ過ぎると、吐き気や目まいをおこしますが、調理の際、緑色の部分や芽と芽のまわりを取り除いて火を通すことで毒はほとんど消えます。
 
日光に当てるとあっと言う間に芽を出してしまうので、芽を出さないためにも、冷涼な場所での保存、家庭では玄関が適しています。ただし、冷蔵庫での保存は低温障害をおこすので避けてください。
 
 
(^.^)b 長持ちさせる知恵
 
ジャガイモは、リンゴといっしょにすると長持ちします。
リンゴから出る食物ホルモンの一種であるエチレンガスという物質には、ジャガイモの芽がのびないように生長を遅らせる働きがあるからです。
 
このエチレンガスには二つの働きがあり、花が咲く前にでき始める作物には芽のできるスピードを抑え、花が咲いたあとに収穫する作物には熟すように働きかけます。ですから、リンゴとジャガイモをいっしょにすると芽が出るのが遅くなり、逆にバナナやキウィフルーツとリンゴをいっしょにすると早く熟します。
 
ジャガイモの旬は秋?
 
ジャガイモは涼しい気候が好きなので、全国の生産量の7割は北海道です。北海道や東北地方では春に植えて秋に収穫するので、旬は秋です。しかし霜の心配のない地域では冬に作っている所や長崎県のように春と秋に栽培している所もあります。日本は縦に長い国なので年中ジャガイモを食べることができるということになりますよね。

不思議な作物ポマト

 

 
少し前に話題になった「ポマト」。覚えてますか?
 
ジャガイモとトマトは同じナス科の植物なので、つぎ木ができます。
そう、つぎ木によって地下にジャガイモ、地上にトマトを実験的に作ることができるんです。この不思議な作物は、ポテト+トマトでポマトと名付けられましたが、その後どうなったのでしょう。残念ながら実も小さく、あまり美味しくなかったので広まらなかったようです。
 
 
(^.^)b こんがりポテト(ジャガイモのオーブン焼き)を作ってみよう!
 
1. スライスしたジャガイモをさっと茹で、バターで炒め、塩、こしょうします。
2. バターを塗った耐熱器に1を敷き詰めます。
3. 上から生クリームをかけてオーブンで表面がキツネ色になるまで焼いて出来上がりっ!
  これだけ!簡単♪

サツマイモのふるさと

 

 
《サツマイモ》
 
サツマイモの歴史は古く、紀元前1000年から800年頃には中央アンデス地方で既に作られていました。そして、コロンブスのアメリカ大陸発見を機に中南米大陸からヨーロッパに伝わりました。
 
日本には、ニューギニア、インドネシア、フィリピン、中国、琉球を通って、江戸時代になってから入ってきたといわれています。
後、薩摩(今の鹿児島県)・九州地方に広がったことから、サツモイモの名が付きました。
 
サツマイモは、温暖な気候を好み、台風の影響を受ける地域でもたくさん収穫できることから、この地方で発達したのです。
 
サツマイモは熱帯が原産なので、栽培するのに太陽の光をたくさん必要とすると思われがちですが、スイカやカボチャなど地をはう野菜と比べ、弱い光でも光合成することができるので、山地や荒地、悪天候の年でも育ち、江戸時代のたび重なる飢饉から人々を救い、戦中戦後の食糧難の時代にも大活躍した優秀な食べ物なのです。
 
 
サツマイモのパワー
 
サツマイモには、エネルギーとなるでんぷんの他にビタミンCやカリウム、カルシウム、リン、鉄、カロチン、ビタミンB1、B2、Eなどがたくさん含まれています。中でもビタミンCはミカンと同じくらい含まれていて、しかも煮たり、焼いたりして熱を加えても壊れない形となっています。
 
・ビタミンC
 
ビタミンCの含有量はイモ類の中でトップクラス!熱に弱いビタミンCですが、サツマイモに含まれるでんぷんの働きによって壊れにくいのです。
 
・食物繊維
 
サツマイモには、たくさんの食物繊維が含まれています。100グラム中、約1.1グラムなのでゴボウより少し少ない程度です。食物繊維は摂りすぎた栄養を外に出すので、サツマイモを食べると肥満、高血圧、ガン、心臓病などの成人病を防ぐことができるといわれています。しかも食物繊維がたくさん含まれているので満腹感が持続します。上手に食べればダイエット食にもいいかもしれませんね♪

サツマイモの品種

 

 
サツマイモの歴史は古いので、時代や土地、風土によっていろいろな品種のサツマイモが作られました。今では世界に3000種以上もあるといわれています。
食べるためにはもちろん、デンプンやアルコールの原料となるもの、菓子などの加工用、豚や牛などの飼料用などいろいろな品種があります。
 
・ベニアズマ(紅あずま)
《ほくほくタイプ!》
甘みが強く美味しいので全国的にたくさん作られています。きんとんやお菓子にもよく使われます。
 
・ベニアカ(紅赤・金時)
《きんとんに最適!》
栽培しにくい品種ですが、皮の色や形が美しく美味しいので、焼き芋やきんとんによく使われています。
 
・高系14号
《しっとりまろやか》
皮は、茶色がかった赤で、中は対照的に淡いクリーム色をしていてほどよい甘味があります。全国的によく作られていて、品種改良の際つけられた符号がそのまま品種名となりました。
 
・ベニハヤト(紅はやと)
《お菓子に最適》
ビタミンAやビタミンCが他の品種より多く含まれています。肉の色がオレンジでキレイなことからスナック菓子用として人気があります。
 
・コガネセンガン(小金千貫) 
たくさんとれるので、でんぷんや焼酎に南九州で多く栽培されている品種。
焼酎などの加工用にされていますが、皮が薄くホクホクしているので天ぷらや煮物にも使われています。
 
・ヤマカワムラサキ(山川紫)
お菓子などに色をつけるために使われます。この他にも紫色の品種はたくさんあります。
 
 
ホクホク芋とベタベタ芋
 
同じ調理法で調理したのに、焼き芋やふかした芋の中にベタベタしたものやホクホクしたものがあるのはなぜでしょう。
 
サツマイモは秋に収穫し、穴を掘って埋めたり、倉庫に保存しておきますが、9〜10月の掘りたてなら大体はホクホクしています。寒さに弱く、気温が下がると中のデンプンが糖分に変わり、ベトつくのです。ただし、保存しておいたものでも温度を13〜15度に保っておけば、大丈夫だそうです。また、やせて乾いた畑に早植えしたものはホクホクするといわれています。

石焼き芋はなぜ甘くて美味しいの?

 

 
サツマイモは、低温でゆっくり加熱すると甘くなる性質があります。特に焼き芋が甘くなるのは、サツマイモに含まれるβアミラーゼという酵素が加熱されて麦芽糖という甘味成分を生成するためなのです。このβアミラーゼが働く温度が65〜80度といわれています。石焼き芋は、60度より少し高めの石の中に埋めて、じっくり加熱するので甘くて美味しいイモとなるのです。
 
「電子レンジを使う焼き芋は甘くない?」
 
石焼き芋は加熱するとき、ゆるやかに温度が上昇していきますが、レンジは急激に加熱されます。つまり酵素が甘味成分を育成する前に調理されてしまうので、レンジで作る焼きイモは甘味の少ない芋になってしまうのです。ただし最近は調理機能で「焼き芋」等のメニューがついたレンジもあります。
 
(^.^)b 簡単焼き芋
 
使わなくなった古い鍋やヤカンの底に小石を3センチくらい敷き詰め、その上にアルミホイルを敷き、上にサツマイモをのせて弱火で40分くらい焼くと美味しい焼き芋の出来上がり〜っ!

ぷ〜っという生理現象

 

 
サツマイモを食べるとオナラが出やすくなるのは、食物繊維が多いこともそうですが、サツマイモに含まれるでんぷんの一部が小腸で分解・吸収されずにそのまま大腸に行き発酵するからです。サツマイモの皮には糖質を分解する酵素があり、発酵を防いでくれるので皮ごと食べると少しは防げるかもしれません。
一度にたくさん食べない!皮もいっしょに食べる!
 
 
※サツマイモやサトイモは寒さに弱いので冷蔵庫には入れずに保存します。
冬は新聞紙にくるんでおいておくといいですね。
 
 
(^.^)b スイートポテトを作ってみよう!
 
材料(5人分)
サツマイモ        300グラム
砂糖           100グラム
バター           50グラム
生クリーム(牛乳でも可) 150cc
卵黄             1個
 
1. 蒸したサツマイモの皮をむいて、熱いうちに裏ごしします。
2. 砂糖とバターを練り合わせます。固いときは少し火にかけるとよいです。
3. 2に裏ごししたサツマイモを加え、よく混ぜ、さらに生クリームと卵黄を加えて混ぜます。
4. 3を絞り袋に入れて。タルトレット型に絞ります。
5. 卵黄と水をといたものを生地の上に塗ります。
6. 200度くらいのオーブンで15〜20分くらい表面に色がつくまで焼きます。
 
 
▽サツマイモについて詳しく知りたいときはコチラ
 秋の味覚サツマイモ
 http://www.sgm.co.jp/life/syoku/cat370/cat234/
 

その他のイモ

 

 
サトイモ
 
昔のイモというと、サトイモ(里芋)かヤマノイモ(山芋)だけでした。山で採れる山芋に対して、里で採れるので里芋。
サトイモの芋は茎が太ったものです。元の種イモは親イモで、その周りにはたくさんの子イモがつきます。(ですから子宝に恵まれるということで、おめでたい席の料理にもよく登場しますよね)
 
・サトイモの旬
 
サトイモは高い温度が好きで、寒さに弱いので、寒さの厳しい地域や高地では栽培できません。旬は品種によって異なりますが、最も早く出てくるので8月ですが、大体が9月〜12月頃です。
 
・イモの中では低カロリー
 
サトイモの主成分はでんぷん質ですが、水分が多いのでイモ類の中では低カロリーです。他にも体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、高血圧やむくみを防ぐカリウム、糖質の分解を助けるビタミンB1、便通を促し、体内のコレステロールや毒素を排泄する食物繊維などが豊富に含まれています。ダイエットしたい方、健康を考える方にお勧めの食材かもしれませんね。
 
・サトイモのぬるぬる
 
サトイモ独特のぬめりは、水溶性食物繊維であるガラクタンとムチンによるもので、炭水化物とたんぱく質の結合したものです。
 
このぬるぬるを取るには、食塩をかけて皮をむき、水で洗うとよいのですが、サトイモの、ぬるぬる成分のガラクタンは脳を若返らす効果もあります。
もうひとつのぬるぬる成分のムチンは、胃や腸の壁にできやすい潰瘍を予防したり肝臓を強化してくれます。ぬるぬるパワーってスゴイのです。
 
・お正月やお月見で食べたサトイモ
 
サトイモはイモの中でも最も古く栽培されているイモで、昔からお正月に食べる雑煮や十五夜のお月見のお供え物にもなっています。秋の月見を「芋名月」「豆名月」「栗名月」という所があります。
 
実は月見は秋の収穫を祝う祭りだったのです。収穫したものを備え、来年もよくできるようにとお願いをしたのです。この「芋名月」の芋は、サトイモのことです。大昔はジャガイモもサツマイモもなかったので、サトイモを供えていました。その風習が今も引き継がれているのです。
 
・イモ煮会
 
山形県を中心とした東北地方にはサトイモを煮込んだ「いも煮会」というものがあります。9月の第一日曜日に山形県で行われる巨大鍋による3万食の「いも煮会」は有名です。お鍋の大きさは、直径6メートル、高さ1.6メートル、重量3.2トン。3万食で使われる材料は、サトイモ3トン、牛肉1トン、平こんにゃく3,500枚、長ねぎ3,500本、しょうゆ700リットル、お酒35本だそうです。
 
 
ヤマノイモ
 
・日本で一番古いイモ
 
細長〜いイモで、ねばり気が強いのが特徴。サトイモは、インドのほうからやって来たといわれ、里で栽培されましたが、ヤマノイモは、山でできるのでこの名前がついたそうです。日本で一番古いイモといわれています。
 
お店でよく売られているナガイモと言うのは、中国で栽培されたイモで、1200〜1500年頃に朝鮮半島を経て、日本にやってきて栽培されるようになりました。今食べているイチョウイモやヤマトイモなどの先祖です。ナガイモをヤマイモと呼ぶ人もいます。
 
んん??
「ナガイモ」「ヤマイモ」「ヤマノイモ」...
 
どこが違うの?それともみな同じ?なんだか混乱しますよね。実際、本や言う人によっても違いますし、よくわからないですよね。
 
 
(^.^)b  ナガイモ
 
中国原産で、1200〜1500年代頃までに日本にやってきて栽培されるようになりました。イモの形により、長形の「ナガイモ」、手のひらのような形の「イチョウイモ」、丸い形をの「ツクネイモ」と呼んでいます。
 
一般的には「ナガイモ」を「ヤマイモ」と呼び、こちらが定着しています。
この場合の「ヤマイモ」は、日本に古くから自生する(下記参照)ヤマノイモとは区別されているようです。
 
 
(^.^)b では、ヤマノイモとは
 
その前に
日本に住むヤマノイモ属で野菜として利用されているのは、
 
日本などに古くから自生するジネンジョ、ナガイモなど薯預、そしてダイジョなどおおまかに分けて3種類ありますが、中でも日本原産で、山野に自生しており古来より山の幸として親しまれてきたジネンジョを狭い意味でヤマノイモと呼んでいる場合が多いようです。
 
◇ジネンジョ(自然薯)
日本原産で、山野に自生しており、古来より山の幸として親しまれてきました。ナガイモと用途が共通しているため、混同されやすいのですが、違います。
 
ジネンジョは、細長く左右に曲がりくねって生長するのが特徴で、掘り取りにかなりの労力を要します。イモ質はきめ細やかで、かたく、すり下ろしたとき、おろし金から落ちてこないほど粘り気があります。
 
◇ダイジョ(大薯)
四国南部、九州、沖縄、奄美大島で栽培されています。全国的には流通していません。
 
◇ナガイモなど薯預
中国南西部高地・雲南地方が原産地で、中国から朝鮮へと伝わり、さらに日本へ奈良時代までには伝来したとものです。
 
つまり〜「ヤマイモ」と「ヤマノイモ」の違いってイマイチはっきりせず、
 
ナガイモ(長芋)の仲間だけを「ヤマイモ(山芋)」と呼び、山野に自生するジネンジョ(自然薯)は「ヤマノイモ(山の芋)」と区別して呼んでいる場合と
ヤマノイモ属のナガイモ(長芋)、ジネンジョ(自然薯)、 ダイショ(大薯)の3つをまとめて「ヤマイモ(山芋)」「ヤマノイモ(山の芋)」という場合があるようです。
 
わかりました?笑
 
 
生で食べることのできるイモ
 
ヤマノイモ(ここではジネンジョの場合)は生で食べることのできるイモ。
千切りにして醤油とわさびで食べたり、すりおろしてソバやマグロにかけたりしても美味しい♪
 
みのりの秋、ヤマノイモの収穫時期が近づくと、とろろ汁が恋しくなります。
ヤマノイモはデンプンやビタミンCを多く含み、栄養価値が高く、しかもアミラーゼというデンプン消化酵素を含んでいる、胃腸にやさしい食べ物なんです。
 
・ムカゴ
 
秋になると、ヤマノイモの茎に指の先ほどのムカゴができます。これは、養分がたまってできたもので、地下のイモのようなものなので食べることができます。生でも食べることはできますが、イモよりもにおいが強いので、蒸したり、茹でたり、炒めたりすることで、においが消え、ホクホクした味になります。
 
 
コンニャクイモ
 
四角のコンニャクも糸のようなシラタキも、どちらもコンニャクイモというイモからできています。
 
コンニャクイモはなぜコンニャクにして食べるのでしょう。
 
コンニャクイモのふるさとは、インドシナ半島です。日本に伝わった時期ははっきりしていませんが、平安時代には既に食べていたようです。
コンニャクイモは、「えぐみ」(野菜の中に含まれているアクで、苦みと舌の荒れを感じるようなマズ〜イ味)を多く含んでいるので、火を通しただけでは食べられません。ですから、コンニャクやシラタキにして食べるのです。
 
コンニャクやシラタキは、コンニャクイモにアク(水酸化カルシウムや炭酸ナトリウムを水に溶かしたもの)を入れてつくります。このアクがコンニャクイモのえぐみを取り除いてくれるのです。
 
しかし、このアクも味を落とすので、できたコンニャクやシラタキは茹でて、水にさらしアクを抜いて食べます。コンニャクイモを切って乾燥させ粉にしたものから作る方法もあります。
 
コンニャクは食べてもほとんど栄養になりませんが、腸の中のお掃除!胃腸を整える働きがあります。
 
 
ヤーコン
 
南アメリカのアンデス地方原産で、1980年頃に日本にやって来たとっても新しいイモ。サツマイモに似た形をしていますが、食べるとシャリシャリ!梨のような食感と甘味のある根菜で、生食できます。
 
サツマイモのようにゆでたり、 煮たりはしません。芋の形がサツマイモに似ているからといって、ふかしたり焼いたりすると歯ごたえが悪くマズくなります。果物のように生で食べるのが一番美味しい食べ方なんです。
 
サツマイモにはデンプンが含まれているのですが、ヤーコンにはデンプンが全くありません。
ヤーコンは、特定保健用食品の有効成分としても認定されているフラクトオリゴ糖と食物繊維でできています。
 
ですから、おなかに優しいのはもちろん、美容や生活習慣病にもオススメのヘルシー野菜なのです。
ヤーコンの旬の季節は、11月下旬〜3月上旬。お店で見かけたら是非買って食べてみてくださいね。
 
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秋はなんといってもオイモが美味しい季節♪
味覚の秋をめいっぱい楽しみたいですね。
 
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涼しい食卓

 

 
今は四季を問わず、年中好きなものが食べられますが、夏には夏の食べもの、冬には冬の食べものがあります。
でも、うだるような暑〜い夏場はどうしても食欲不振になりがち。
 
そんなとき、ちょっと食欲をそそるような「辛いもの」「冷たいもの」のコンビって、暑い季節に幸せをくれるメニューかも。
 
カレーにアイスクリーム、うなぎにスイカ...etc。
暑くなってきたので涼しい食卓に♪
夏を代表する食品集合〜っ!
 
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▼ I N D E X ▼
 
> 暑い夏はホット!HOTになる辛いもの!《カレーライス》
 ・暑い季節は辛いものを食べるといい?夏にカレーが人気なわけ
 ・一晩寝かせたカレーが美味しいと言われるわけ
 ・カレーの薬味。福神漬け派?らっきょう派?
 
> 頭きーん!夏はやっぱり冷たいもの《アイスクリーム・シャーベット・かき氷》
 ・アイスクリームとシャーベットの違い
 ・天気が影響するアイスとシャーベットの売れ行き
 ・冷たいものを食べると頭が痛くなるのはなぜ?
 ・アイスクリームは太らないってホント?
 
> 夏バテ防止といえばこれイチバン《うなぎ》
 ・夏バテ防止になぜうなぎ?
 ・「土用の丑の日にうなぎを食べる」の由来
 ・うなぎは本来、冬が美味しい?
 
> シャリシャリ夏の風物詩《西瓜・すいか・スイカ》
 ・スイカのおいしい食べ方
 ・スイカに塩をかけると甘さが増すわけ
 ・スイカの俗説「ブドウやスイカの種を食べると盲腸になる」
 ・捨てないで!スイカの皮も食べれるよ
 
> 夏の食卓の人気者《素麺・そうめん》
 ・そうめんを美味しく茹でる
 
> 夏の冷蔵庫に欠かせない飲み物《麦茶》
 ・麦茶が夏に人気なわけ
 ・水出し、煮出しとはどちらがいいの?
 ・麦茶を美味しく飲むポイント
 
> 昔の人の知恵・夏の食材の《食べ合わせ》
 ・うなぎと梅干
 ・スイカと天ぷら
 ・天ぷらとアイスクリーム・天ぷらと氷
 ・柿と蕎麦・カニとかき氷
 ・なすの漬物と冷たいそば

《 カレーライス 》暑い夏はホット!HOTになる辛いもの!

 

 
もはや日本人の国民食ともいえるカレーライス。
年中食卓に登場する人気者ですが、夏場は特に人気が高し!
 
> 暑い季節は辛いものを食べるとイイ?夏にカレーが人気なわけ
 
辛いものを食べると体がポカポカしてきますが、暑い夏に食べたら余計に汗をかいてしまいそう。なぜ暑い時は辛いものを食べるといいと言われるのでしょう。
 
これは、カレーをはじめ、辛い料理の発汗作用が理由。辛いものを食べると血流がよくなり、体温が上がり、発汗が促されます。一時的に体は熱くなりますが、汗が流れることによって、汗が体温を奪いつつ蒸発するので涼しくなるのです。
 
また、香辛料の香りや辛みには、食欲増進や消化促進といった効果があり、更に食品が傷みやすい夏場の保存性を高めるのにも役立っています。
熱帯地方でスパイスを多用する辛い食べ物が好まれるのはこういった理由があるのですね。ただし、食べすぎは胃腸を痛めるので注意です。
 
 
▼こちらも見てネ「唐辛子でホットになろう」
http://www.sgm.co.jp/life/syoku/cat375/cat295/
 
 
> 一晩寝かせたカレーが美味しいと言われるわけ
 
作った当日のカレーよりも「一晩寝かせたカレーがおいしい」と言われていますがなぜなの?
 
これは、作ってから時間を置くことによって、具材のもつ旨み成分が溶け出し、ルーになじんで熟成し、コクが増すことから。時間をかけ熟成することによって、独特のとげとげしい辛味が減少し、まろやかな味わいになるのです。
 
ただし、これは日本の家庭で一般的に使われる市販のカレールーを使ったカレーライスのことです。多種のスパイスを使った、いわゆるインドカリーの場合は、時間を置くと逆にスパイスの香りが飛んでしまうので当てはまらないそうです。
 
 
> カレーの薬味。福神漬け派?らっきょう派?
 
あなたはポピュラリティーな甘い福神漬け派?それともサッパリらっきょう派?
 
カレーの薬味といえば、福神漬けにらっきょうが定番。これって何か理由があるのでしょうか?
 
カレーの薬味には辛さを和らげる働きがあるので、日本では酸味や甘味のある福神漬けやらっきょうが好まれました。また、ごはんにかけて食べるので、色どりや味の相性も重要な要素となったようです。
 
◇カレーとらっきょう
 
カレーを食べると、胃がもたれやすくなりますが、らっきょの香りに含まれる硫化アリルが、胃の働きを助けてくれます。また甘酢漬けのらっきょうには、カレーの辛味を軽減し、食欲を増進させる作用もあります。
 
▼らっきょう あ・い・う・え・お
http://www.sgm.co.jp/life/syoku/cat180/cat235/
 
 
ところで、いつからカレーに福神漬けが添えられるようになったのでしょう?
 
これは、大正時代に日本郵船のコックが海外航路船の一等客室に出すカレーに福神漬けを添えたのが始まりとされています。それがキッカケとなり、福神漬けとカレーという組み合わせが日本国内でも普及していきました。
 
福神漬けは日本生まれの漬物ですが、インドのチャツネ(フルーツや野菜にスパイス、糖類、ビネガーを絶妙のバランスで配合し濃縮熟成させた調味料)を真似たものと考えられています。

頭きーん!夏はやっぱり冷たいもの《 アイスクリーム・シャーベット・かき氷 》

 

 
暑ーい夏には、やっぱり冷たいもの。今はあまり見かけませんが、「かき氷」の旗やのれんを見るとわくわくしませんでした?うだるような暑い夏にはやっぱり冷たいもの!
 
> アイスクリームとシャーベットの違い
 
どうでもいい方は飛ばして読む。ちょっと知りたい方はコチラ。↓
 
牛乳、卵、ゼラチン、バターなどの原料を混ぜ合わせ冷やし固めたものをアイスクリームと言います。シャーベットは食品分類上「氷菓子」になり、主に果汁が原料で、砂糖・香料・セラチン・卵白などを加え、凍らせたものを言います。
 
◇アイスクリーム  乳製品
 
乳固形分15%以上(うち乳脂肪分8%以上)
乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれているので、風味がよく栄養的にも優れています。
 
◇アイスミルク   乳製品
乳固形分10%以上(うち乳脂肪分3%以上)乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームに比べて少ないですが、牛乳と同じくらいの栄養分を含みます。植物性脂肪が配合されていることもあります。
 
◇ラクトアイス   乳製品
乳固形分3%以上
乳固形分はアイスクリームやアイスミルクさらに少なく、植物性脂肪が多く使われています。
 
つまり、アイスクリームは乳脂肪分の多い順に、
アイスクリーム>アイスミルク>ラクトアイスとなります。
 
◇かき氷・シャーベットなど  氷菓
上記の分類に含まれない冷菓子
乳固形分3.0%未満のものは、前記のアイスクリーム類ではなく、食品衛生法にもとづく厚生省告示「食品、添加物等の規格基準」により、氷菓として規定されています。
 
アイスを買うときにちょっと表示を見てみましょう。今食べようとするアイスがどの種類に分類されるのかがわかりますよ。
 
 
> 天気が影響するアイスとシャーベットの売れ行き
 
天気予報は商品の仕入れにも大きな影響を与えます。
気温が20度を超えるとアイス、ビール、エアコンが売れはじめるそうです。
 
中でもアイスクリームは気温が24度を越すと急に売れ行きがのび、30度をこすとかき氷やシャーベットのようなものがよく売れると言われています。
ちなみにに気温が18度以下になるとおでんが売れるようになるそう。
 
 
> かき氷を食べると頭がきーん!と痛くなるのはなぜ?
 
かき氷やシャーベットなどの「氷菓」と呼ばれるものは清少納言の「枕草子」にも登場します。ところで、かき氷を一気に食べるとおこる頭きーん!
誰もが一度は経験をしたことがあると思うのですが、あの頭痛はなぜおこるのでしょうか?
 
この頭痛は通称「アイスクリーム頭痛」と呼ばれていて、原因は諸説あるのですが、急に強い刺激を与えられることによって、神経が「冷たい」という情報を「痛い」という情報に勘違いしてしまう情報伝達ミスだと言われてます。
脳が刺激部分を勘違いしてしまうことが痛みの原因のようです。
 
他には、喉の奥にある冷たい刺激に反応する神経が直接刺激されて痛みが起きるという説もあります。
 
平安時代の貴族達もこめかみ押えながら頭きーん!を体験してたのでしょうか...頭きーん!をなるべくおこさず食べるには、一気に食べないで少しずつゆっくり食べることだそうです。
 
 
> アイスクリームは太りにくいってほんと?
 
アイスクリームは太るというイメージがありますが、本当は太りにくい食品だそうです。なぜ?
 
日本アイスクリーム協会の話によると、その理由は2つあり
 
【1】食後の血糖値上昇が少ないため
 
人は、食べ物を食べると血糖値が上がります。
血糖値が上がるとホルモンの一種である「インスリン」がたくさん分泌され、血糖値を下げるために脂肪細胞にエネルギーをためる働きをします。そうするとインスリンが分泌されて、血糖値を下げるために脂肪細胞にエネルギーを取り込んで「体脂肪」として蓄積してしまうのです。これが太るメカニズム。
 
つまり太るかどうかは食後の血糖値が決めてとなるのですが、アイスクリームは他の菓子類に比べて血糖値の上昇が少なめなので、インスリンの分泌が少なく、太りにくい食べ物だそうです。
 
【2】冷たい食べ物はエネルギーの消費が大きいため
 
冷たいアイスクリームを食べると体が冷え、体は体温を元に戻そうと熱生産を高めます。そのためにエネルギー消費が大きくなるので、その分太りにくくなるそうです。
 
 
▼アイスクリームを作ってみましょう
http://www.sgm.co.jp/life/syoku/cat369/009/